流れのように■銃後の私(4)■|長谷川安造 #10
そんな或る年の春、教室で朝の学習が始まって間もない時、教室入口の開き戸を静々とあけ、のぞき込むように「先生,ちょっとお願い」山羊綿羊組合の一会員小林さんだった。 私は学習を中断し、何事かと廊下に出た。 「家の山羊が … 続きを読む 流れのように■銃後の私(4)■|長谷川安造 #10
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