月: 2021年12月

教会のクリスマス |千古のみどり 思い出ばなし

教会のクリスマス |千古のみどり

河村先生のステンドグラス  教会の行事があるごとに、河村先生は、色とりどりのセロファンを型どって、教会の窓硝子に貼り付け私達に、ステンドグラスとはこんなものなのかと見せてくれました。  作業は決して人に見せないで、夜中にこっそり仕上げて、私達を驚かせ、喜ばせてくれました。    キャロリング  クリ…
雪の思い出|上村正樹 思い出ばなし

雪の思い出|上村正樹

雪で思い出すのは、鹿島中を卒業してから高校入学式までの間、除雪のバイトに行った事。 確か日当が600円だったように記憶しています。 他にバイトなんて無かったと思います。 昭和45年の高校入試は大雪で、交通機関がストップして、試験が延期になりました。  東高の行事で雪祭りがあり、製作中に崩れて下敷きに…
祖父のスケッチ帖    絵画

祖父のスケッチ帖  

祖父長谷川安造が沼ノ沢から大夕張の尋常小学校に赴任したのは、昭和13年春のこと。 34才の働き盛りの家族五人を抱えての引越しだった。 祖父は、絵を描くことが好きだったようだ。 秋の冷え込む頃に写生に歩き、土手や山野に腰をおろしてスケッチしていたため、肛門を悪くし入院し手術したという。 退職してからも…
千年町バス通りの鹿|高橋歌子 写真

千年町バス通りの鹿|高橋歌子

2010年6月、千年町のバス道路。 織田商店の前辺り 向かいにお寺(願正寺)が見えた。 道の両側には、千年町の商店街が見えた。 右手に織田商店。 今でも眼を閉じるとその光景がうかぶ。 当時は何もないと思っていましたが、木の電柱がここに街があったのだと教えてくれるようです。 新たに大夕張の住民になった…
冬のバスと車掌さん  運んだ、石炭を人を

冬のバスと車掌さん 

1965年(昭和40年)頃 冬の三菱バス大夕張営業所前で撮影された写真だろうか。 中扉の旧塗装は、千年町のいとこの家に行くときにいつもこれに乗っていた。 馴染み深い車体だ。 扉の足下についていた『クレハ』のロゴもなぜか覚えている。   車掌さんのパーマヘアもなつかしい。 この頃、こういうヘアスタイル…
土屋先生|成松泰彦 随想

土屋先生|成松泰彦

『2001年10月28日 私のふるさと物語』 昨日のロケで鹿島小学校グランドに行ってまいりま した。 終日、夕張岳が僕らを雨から守ってくれ顔を出してくれていました。 お祭りの時に、でみせが出店していたように体育館の下の道端には久しぶりに車・ 車・車・・久しぶりに賑わった大夕張。その数100名。 そし…
昭和48年 スナック『しのぶ』と味の店『はるみ』 炭鉱とともに

昭和48年 スナック『しのぶ』と味の店『はるみ』

この年、1973年(昭和48年)4月19日に会社から閉山提案。 世帯数3246のうち、商店、2百数十世帯が、炭鉱とともに生活してきた。 町全体の存亡の危機の中、商店も5月28日に行なわれた炭労のゼネストに参加したという。 閉山阻止の運動もむなしく、8月大夕張炭鉱は閉山となった。   写真は、岳富町商…
幼き記憶の大夕張|三浦浩信 随想

幼き記憶の大夕張|三浦浩信

 私は、昭和39年に、代々木アパートというところで生まれました。  祖母は当時 "たつみ" という焼き鳥屋を経営しており、私は、祖母の家に幼い頃しばらく滞在していた記憶があります。    母は男1人・女2人の3人兄妹の長女で、旧姓「山田秀代」と言います。    私の記憶の中に、今でも当時の事で憶えて…
窓の除雪 楽しかった日々

窓の除雪

昭和40年頃、富士見町6丁目。 一番山の高いところにあった住宅。 遠くに炭鉱病院と、栄、代々木の住宅がみえる。 家族総出で窓の外の雪を取り除き、広げる作業に励む。…
窓に迫る雪山|斎藤敏幸 思い出ばなし

窓に迫る雪山|斎藤敏幸

栄町ブロックでも良く雪はねをしました。 雪をはねる場所がなくなると、段はねをするのですが、その度に向かいの棟の1階の窓に雪山が迫り、大変だったのではと、今頃痛切に思っています。 1階に住んでいる人たちは、雪山で外は見えないし、暗いし、早く春になって、雪が溶けるのを待っていたのでしょうね。 あんなに雪…
農場前臨時乗降場 運んだ、石炭を人を

農場前臨時乗降場

 昭和30年頃 桜ヶ丘方面と行き来する乗降場であったのだろう。対岸の桜ヶ丘方面に行くには、尚、崖の道を下り、シューパロ川にかかる細いつり橋を渡らなくてはいけなかった。   写真を拡大すると、制帽をかぶった鉄道員らしき人物や乗降する複数の人が見える。   白黒写真に着色した画像 後のシューパロ湖駅より…
新型コロナのワクチン接種 | 高橋正朝 #70 続・大夕張つれづれ

新型コロナのワクチン接種 | 高橋正朝 #70

一昨日( 2021年12月16日 )に、第2回目の新型コロナワクチンの接種をしてきた。    接種会場は、BKK のバンスーという駅である。 新しい駅で、まだ開業していない。  だからこそ、ワクチンの接種会場にしたのだろう。    BKK から、タイの東北地方への玄関口になる。 広さは、上野駅、新宿…
3号つり橋から橋を渡る列車  思い出の街角

3号つり橋から橋を渡る列車 

昭和30年頃 桜ヶ岡から、シューパロ川にかかる『3号つり橋』の上からちょうど、列車が大夕張方向に向かってやってきた。 目の前に見えるのは、五十鈴沢橋だろう。 大夕張ダムによるシューパロ湖が生まれる前の様子。 昭和32年まであった『農場前臨時乗降場』に続いたという崖の道も見えている。   白黒写真に着…
ドカ雪 |ziny 随想

ドカ雪 |ziny

空を、上を、見あげて 電信柱に降る雪は、いつまでもきれいに降る雪でした。 (周りは闇) (80ワット?オレンジ色の電球に降る雪) (体感温度、マイナス13度かな。鼻が紅く、少しふっつく。) ただ、・・・白いものが・・雪が降っていました。   とけて、煤をうけてくろくなる・・・当然・・・生活の色でした…