学び舎に思う

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どこにいっても 忘れないのは坂道です。

 

われらの学校生活を

 象徴するように

 曲がりくねっている

 

急ごうものならひどく息切れして

 学校の白い壁の横まで 登り詰めた時

 ふりかえると

 

カブト虫の行列のように

 行儀よく土にへばりついている

 明石町の炭鉱住宅が見える

 

山の山の もう一つの山の向こうに

 夕映えに うす赤く輝いていた夕張岳

 あの夕張岳を見た坂道を忘れない

(以下不明)

(作者不詳)

 ・・・ 「鹿島のあゆみ」夕張東高校の項より)

 

1件のコメント

  • 誰が書いたのかは、問題ではない。
    そこで見た光景と、何年たとうが忘れられないという気持ちに共感し、共有できるから
    その思いは自分のものになる。
    輝く夕張岳の姿が心によみがえる。
    そうして心の中のふるさとは広がり豊かになっていく。

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