月: 2022年6月

追分グラウンドにて ~祖父のスケッチ帖から~ 絵画

追分グラウンドにて ~祖父のスケッチ帖から~

10月28日の記載。描かれたページの順番から昭和15年から昭和21年までの頃であることは間違いない。 戦争の時代。 大夕張尋常高等小学校(鹿島国民学校)の高等科女子を受け持っていたという。 遠足の時の昼ご飯の風景だと思われる。   見てのとおり、「追分グランドに於て」と書かれてある。   大夕張目線…
時計屋さんの白ネコ |  内川准一 思い出ばなし

時計屋さんの白ネコ |  内川准一

 林さんの『猫とブルドック』の話を読んで、    ずうっと考えていました。   岳富町の時計屋の窓にいたという、両眼の色が異なる猫のことです。   昭和37年まで、弥生町の我が家で飼っていた猫がそうでした。   白地に茶色の斑が混じる二毛ネコで、片眼が金色に近い黄色で、もう一方がブルーグレーのような…
娯楽殿堂・協和会館/購買会の盛況 絵葉書

娯楽殿堂・協和会館/購買会の盛況

昭和15年(1940年)頃、三菱大夕張礦業所発行の絵葉書に、着色してカラー化。   『娯楽殿堂・協和会館』   写真を見比べると、昭和初期から閉山まで、何度も改装を施されてきているようで、『大夕張風景』と題する絵葉書に、新築間もない頃の協和会館の写真があるが、すでに正面の改装を施されているように見え…
大夕張劇場の映画ポスター、〘 遊星王子 〙| 高橋正朝 #95 続・大夕張つれづれ

大夕張劇場の映画ポスター、〘 遊星王子 〙| 高橋正朝 #95

高橋さんの話とともに大夕張劇場のポスターもにぎやかに     これも、映画そのものは見ていない。 梅宮辰夫が、『遊星王子』に扮している。     1959年5月19日に1作目が封切られ、5月25日には続編が封切られていると、ウイキペディアに書かれている。  だから、大夕張劇場で上映されたのは、その年…
富士見町 炭鉱住宅 思い出の街角

富士見町 炭鉱住宅

白黒写真に着色した画像   チヒロ君の思い出  【飯田 雅人】    住宅の後ろの山がせまる感じが、富士見町5丁目あたりの山側の一段と高いところに、何軒か並んで建っていた住宅を思い出す。    実際、この炭砿住宅の形にははっきりとした記憶があって、幼稚園から小学校にかけて仲良かった西本チヒロ君が、山…
カメムシの富士見町 |  對馬良一 随想

カメムシの富士見町 | 對馬良一

   大夕張栄町で生まれ、代々木町、春日町、最後は富士見町で生活した、昭和10年生まれの男です。  現在、群馬県館林市に住んでいます。   近所に春日町にいた、和田力雄さんが住んでおります。   今年(2003年)10月18日に虎ノ門で東京夕張会、11月1日上野精養軒で大夕張会が開催されます。  又…
蛍 |佐々木 随想

蛍 |佐々木

先日、私の住んでいる岡崎市(愛知県)の「鳥川」という所に蛍を見に行きました。 今愛知県は梅雨の真っ最中ですが、そんな梅雨の晴れ間を見て、毎年子供を連れて、蛍見物に行きます。 確か、私が5~6歳頃に、当時の明石町で、蛍を見た記憶があります。 私が蛍を見たのは、その時が初めてでして、何かすごく感動した様…
今日は楽しいやままつり 街の行事

今日は楽しいやままつり

昭和43年6月15日。 場所は栄町。   中央に『今日はたのしいやままつり』と書かれた旗をもつキャラクターがいる。 見覚えがあった。   『丸出だめ男』で人気だった漫画家・森田拳次が生み出した、明治生まれのロボット・ロボタンというキャラクター。   当時はテレビや漫画雑誌にも掲載されていたと思う。 …
大夕張駅前から代々木アパートまで 思い出の街角

大夕張駅前から代々木アパートまで

 昭和48年閉山後の写真。  駅前の通りをずっとくだり,春日町へ続く坂の手前、舗装が途切れであたりで振り返るとこんな光景が広がった。  春日町・弥生町・代々木町の分岐点とも言う場所か・・・。  道路をはさんで、左側が弥生町、右側が代々木町。  左にいくと、春日町に降りるもう一つの広い道。  遠くには…
『1968年十勝沖地震』の記憶  | ziny 思い出ばなし

『1968年十勝沖地震』の記憶 | ziny

 44年前・・・、もうー、そんなにも時はめぐったのかとしみじみと思うのですが・・  今日、5月16日は、昭和43年(1968)に十勝沖地震が発生した日です。  9時48分だったようです。   この地震は、過去にも、その後も数回発生しているため、発生年を付して区別されており、当時の私達が経験したのはM…
鹿島眺望公園 明石町 訪問記

鹿島眺望公園 明石町

2022年 5月6日「はじめて」鹿島眺望公園に行った。 心地よい陽射しもと心地よさに2時間もそこにいた。 その2時間の間、感じたことがいくつかあった。   平日にかかわらず、時折クルマやバイクが取りかかり、公園に立ち寄っていく。 若いライダーから、年配の方までいろいろだ。   駐車場近くには、眼前に…
鉄橋の上で地震に遭遇 |お父ちゃん 思い出ばなし

鉄橋の上で地震に遭遇 |お父ちゃん

今日、5月16日。 昭和43年(1968年)5月16日、午前9時50分頃。 旭沢橋梁の上で、土砂投棄作業中でした。   遠くに見えていた明石町駅が、突然、左右に大きく揺れました。   一瞬後ろを振り返ると、モーターカーに連結していた台車上の女性の人夫さんたち4~5人が、すさまじい揺れにおののき、しゃ…
千年町消防分遣所 思い出の街角

千年町消防分遣所

千年町のバス通りに面して建ち、大夕張劇場の東側にあった。 ポンプ車一台が配置されていたという。 昭和52年8月に廃止となったが、建物の一部はその後も、平成10年頃まで残った。   白黒写真に着色した画像   平成10年頃に残る建物   千年町消防付近地図 【大夕張の消防】 大正5在郷軍人を中心主体に…
これからも |エヌ 随想

これからも |エヌ

東京へ出て来て30余年。 辛いことがあると思い出してしまう  故郷大夕張です。  若い頃は、昔のことは忘れて頑張るんだ、と思っていました。  しかし、50歳に近づき始めた頃からか、自分にとって故郷大夕張は、忘れられないところなんだと、気付き始めています。  仕事もきつく、羽田から千歳へ、そして大夕張…