『ラジオ体操』の出来事 | 石崎佳美

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朝のラジオ体操、初めて参加した時のことでしょうか。

 

私の後ろに、お隣りのお姉さんMちゃんが付き添いしてくれました。

代々木町の家の近くには、同じくらいの年齢の女の子は貴重な存在でした。

 

広場にみんなとゾロゾロあるいていた時に、Mちゃんが片方しか靴下を履いていないことを発見してしまい、大きな声で、

 
「Mちゃん、靴下かたちんばだよー」

 

と言うと、

 

 
「探したけど見つからなかったんだもん」

 

とMちゃん。

 

  

私は、ゲラゲラ笑ってしまいました。

 

 

 

広場に着いて整列しはじめたら、先程の仕返しとばかりに、Mちゃんが、

 
「よしみちゃん、スカート短くてパンツ見えるよ」

 

と大きな言われてしまいました。

 

私は笑いながらスカートの後ろを押さました。

 

 

その後、私はラジオ体操を思いきり出来なかったです😢。


手を上に上げると、パンツが見えてしまうから・・・。

 

 

私は、たしか…悔しくて。

 

 

 

 

大夕張を出て、札幌でMちゃんの家族に再会した時も、

 
「いつも、ケンカしていたね」

 

と言われた記憶を思い出しました。

 

  
 私がいつも泣いて、自分の家に帰っていたような…。

 毎日ケンカしていたかも。

 

 
 よく鼻を赤くして、シクシク泣きながら炭鉱住宅の部屋の隅っこで泣いていました。

 
 優しい父は、

 

「また、Mちゃんとけんかしたのか?」

 

と声を掛けてくれました。

 
 私はケンカの後、いつも鼻を赤くし、口をとがらせながらいました。

 

 

 

 Mちゃん、どうしていらっしゃるのかな…。

 

(2022年12月10日 )

 

 


思い出ばなし

1件のコメント

  • 学校や行事など『行き帰り』には、子どもの頃、似たような些細な出来事の一つ一つがあり、泣き笑いの記憶が自分にもきっとあったはず。
    普段は、記憶の底に沈んでいてなかなか出てきませんが、写真や何かの話のきっかけで思い出すことはよくあります。
     

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