雪の名残り

9923

昭和45年(1970年)頃、春。

雪が溶けて、太陽の日差しがまぶしく、暖気に気持ちも明るくなる季節。

聖心幼稚園の青い制服と黄色い帽子を身につけた春の日。

場所は代々木町2丁目8~10番地のあたり。

石崎さんの家の前。

昭和43年の住宅地図では、四軒の家の一番東側。

奥が1丁目と栄町方面という構図だろう。

 

住宅の軒先にはまだ溶けきらない雪が積み上がる。

「大夕張の冬」の名残りを留める雪。

そう、溶けると黒い煤が層になっていて、次から次に黒い表面の雪が表れる。

冬の名残りの黒い雪。

 

 

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 5 MB。 画像, 音声, 動画, 文書, スプレッドシート, 対話型, テキスト, アーカイブ, コード, その他 をアップロードできます。 Youtube、Facebook、Twitter および他サービスへのリンクは自動的にコメント内に埋め込まれます。 ここにファイルをドロップ