大夕張山歩記 山菜採り 5月
2024-05-17
2024-06-01
37170
最近は5月に入ると札幌のスーパーにも生フキや、ウド、アイヌネギなど山菜が店頭に並ぶ。
シイタケは食材として色々活用されるが、バター焼きは我が家では弁当のおかずの一品によく入っていた。
アイヌネギは、行者ニンニクともいい、コゴミとともに醤油漬けにして食べた。
大夕張に住んでいたころに山で採った経験があるのは、蕗とウドくらいであとは、食べた経験しかない。
大夕張をでてからは、山菜採りをしたことはほとんどない。
フキの煮物や、ウドの酢味噌和えなどとともに、これらは忘れられない故郷の味でもある。
『鹿島のあゆみ』(昭和53年刊)鹿島小学校米沢作朗先生が書かれた文章から、2回目。5月の記。
山菜採り
5月
コゴミ・アイヌネギ
メーデーがおわる頃、残雪の斜面や湿地にコゴミがのびる。
ひらかないものがよい。
アイヌネギ(アイヌニラともいう)も日当たりのよい斜面に顔をだす。
においが強くすぐわかる。
春シイタケ
虫がつきやすいので、保存よりバター焼きなど、運動会のごちそうとなる。
ナラの木につく。
ウドウ
ウドウ(ウドともいう)も6月中旬まで斜面や沢のがけに顔を出す。
葉が開かないうちにとる。
山の肉ともいわれるほどで、アクが強いが、酒の肴にはかかせない。
以下 続
(米澤作朗氏記 『鹿島のあゆみ』より)