月: 2025年1月

屋根の雪 写真

屋根の雪

その昔、吉井薬局となりのだるま食堂だった建物。 隣の建物とともに最後まで駅前に残った。   2002年冬 誰も居なくなった大夕張で、名残を残していた。 ドカ雪の翌日、トタン張りの屋根に積る雪が暖気にとけ、つららを伝った水が軒先にしたたる。   それでも春はまだ遠い。      2002年(平成14年…
八百五十登行 その2 昭和28年(1953年) 楽しかった日々

八百五十登行 その2 昭和28年(1953年)

前回『八百五十登行 昭和28年(1953年)』と同じ時の写真。 この日は湿った雪だったのだろうか、雪がつかないようにワックスを塗布している写真が残されている。 もっとも、大人たちはともかく、子どもたちはワックス、イコール白い蝋燭のことだった。   スキー場に出かけるときは必ず、ローソクを一本ヤッケの…
八百五十登行 昭和28年(1953年) 楽しかった日々

八百五十登行 昭和28年(1953年)

昭和28年2月15日。 写真の裏に「八百五十登行」と祖父の覚え書きがある。   この日は、カレンダーを見ると日曜日だった。 参加者は、中央に顔が見える石垣校長をはじめ、鹿島小学校の先生達の一行だったのだろう。   ところで「登行」・・・(とこう)という言葉に聞き覚えのある人もいたのでは。   スキー…
徽章コレクション 陳列棚

徽章コレクション

1998年2月5日、札幌駅近くの札幌第2ワシントンホテル2階『いろり番』で当時『ふるさと大夕張』のオフ会が行なわれた。ネットで知り合った人たちの初めての顔を合わせての会だった。   興奮冷めやらぬその様子は、今も『ふるさと大夕張』(1丁目1番地)の『交流会の記録』で読むことができる。 その際に、佐藤…
昭和26年(1951年)鹿島東小学校 開校の頃 あらかると

昭和26年(1951年)鹿島東小学校 開校の頃

  白黒写真に着色した画像   浜出栄子先生とは、自分が大夕張を出てから祖父の家で何度かお会いしたことがある。    叔母の結婚先の親戚筋になる。 その縁で、祖父の家には何度か遊びに来たことがあった。     すでに昭和も晩年の頃だったと思うが、その頃、自分も祖父の家で暮らしていたので、印象がある。…
「町」の呼び方 あらかると

「町」の呼び方

今朝の新聞に日本の「市町村」の町の名を「まち」と読むか「ちょう」と読むか、どちらで読むかについての記事があった。   記事によると、東日本では「町」を「まち」西日本では「ちょう」と呼ぶ傾向にあるという。 その理由については不明、今後の研究に待たれると結論づけている。      「市町村」単位の「町」…
黄色い旗と思い出ノート 3 回想・随筆

黄色い旗と思い出ノート 3

以下、『ふるさと大夕張』(1丁目1番地)の方に今も掲載されているページを、そのまま転載します。   平成10年(1998年)4月から平成12年(2000年)にかけて記入されたものを第一集から第三集として、3回に分けて、今回は第三集(平成12年分)を掲載します。        平成10年 すでに廃校に…
黄色い旗と思い出ノート 2 回想・随筆

黄色い旗と思い出ノート 2

以下、『ふるさと大夕張』(1丁目1番地)の方に今も掲載されているページを、そのまま転載します。   平成10年(1998年)4月から平成12年(2000年)にかけて記入されたものを第一集から第三集として、3回に分けて、今回は第二集(平成10年~11年分)を掲載します。        平成10年 すで…
千年町小泉呉服店の風呂敷 2丁目3番地

千年町小泉呉服店の風呂敷

先日久しぶりに鹿島小学校、中学校の時の同級生みほさんとメッセージのやり取りをした。   その中で「高校時代もっと勉強しておけば」という話題になった。   自分の事で恐縮だが、昔の風俗や暮らしに興味があった自分は、いまさら「万葉集」、「◯◯日記」などの古典ものにふれて(「読んで」とは言えない笑)昔の人…
夕張奇譚テーマソング タイムマシン   2丁目3番地

夕張奇譚テーマソング タイムマシン  

先日、『夕張奇譚 其の二 ダム湖に沈んだ街』で、紹介したYouTube番組の中に挿入されていた、夕張奇譚のテーマソング「タイムマシン」という曲。その曲の部分だけが編集されて、『ゆる怪』さんのYouTubeチャンネルにアップロ-ドされた。    そのことを制作者の『ゆる怪』さんが、コメント編の方にリン…
大夕張山神社 裸まいり 1968年 街の行事

大夕張山神社 裸まいり 1968年

2025年正月静かな元旦を迎えた。    札幌に住む自分にとって雪が積る窓の外の白い風景は、子どもの頃に過ごした大夕張の風景と何ら変わりがない。 とくに夜になると、窓の外の漆黒の闇をほんのり明るく照らす雪明りは、ある懐かい感情を覚えさせる。     写真の裸まいりの写真には、掲載されている『鹿島で暮…