続・大夕張つれづれ

『大夕張つれづれ』の続編。2020年9月からの連載です。

鹿島中学校 K 組の理科の実験台 | 高橋正朝 #67 続・大夕張つれづれ

鹿島中学校 K 組の理科の実験台 | 高橋正朝 #67

 私が、デンスケこと大宮六郎先生が担任だった鹿島中学校2年生のとき、鹿島中学校の我々の学年のクラスが、1学級減らされた。  1学期の初期のことだったように思う。  解散したのは何組だったか覚えていない。     大夕張を出ていく家庭が多かったから、生徒数が減ってくるのは、当然といえば当然だ。    …
小学校の完全給食|高橋正朝 #66 続・大夕張つれづれ

小学校の完全給食|高橋正朝 #66

 前回、田中( 旧姓 )敏子 さんと、電話で話したことから、鹿島小学校と東小学校の学級数のことを書いた。       実は、もう一つ、電話した時点でわかったことがあった。       完全給食である。       同じ夕張市立小学校だし、しかも、当時、陸の孤島と呼ばれた限定された地域にあった2校だか…
鹿島小学校と鹿島東小学校の学級数|高橋正朝 #65 続・大夕張つれづれ

鹿島小学校と鹿島東小学校の学級数|高橋正朝 #65

 先日、田中( 旧姓 )敏子 さんと、久しぶりに電話で話した。  彼女は鹿島小学校の出身で、私は東小学校である。       彼女とは、鹿島中学校の1年 F 組で初めて同級生になり、入学時には、私の前の席に座り、その隣席は、苗字だけしか覚えていないが、小池 という女子生徒で、やはり鹿島小学校出身だっ…
北海道弁••••••じょっぴんかう、じょっぴんかる |高橋正朝 #64 続・大夕張つれづれ

北海道弁••••••じょっぴんかう、じょっぴんかる |高橋正朝 #64

 北海道弁、〘 じょっぴんかう 〙もしくは〘 じょっぴんかる 〙は、ネットで調べたら、東北地方でも使うようである。  この言葉のルーツも、やはり東北だろう。 ただ、この〘 じょっぴんかう 〙〘 じょっぴんかる 〙の検索結果の件数は少ない。       我が家では、〘じょっぴんかう 〙という表現だった…
北海道弁••••••もちょこい、もちょこす | 高橋正朝 #63 続・大夕張つれづれ

北海道弁••••••もちょこい、もちょこす | 高橋正朝 #63

 東京にきてから、この〘 もちょこい 〙〘 もちょこす 〙は、比較的早く忘れた北海道弁である。       この〘 もちょこい 〙〘 もちょこす 〙は、くすぐったり、くすぐられたりしたときに発する言葉なのは、皆さんご存知のとおり。  ま、たいてい、相手とふざけ合って、くすぐったりくすぐられたりしたと…
北海道弁••••••ピーマン|高橋正朝 #61 続・大夕張つれづれ

北海道弁••••••ピーマン|高橋正朝 #61

   ピーマンは、私の好物な野菜だ。  たしか、『 クレヨンしんちゃん 』のマンガだったと思ったが、ピーマンを食べない『 しんちゃん 』に、食べさせようとする母親の『 みさえ 』とのバトルがあった。       子どもが、ニンジンが嫌いだの、ホウレン草が嫌いだのという場面を、マンガやテレビのホームド…
酸とアルカリ その2 |高橋正朝 #59 続・大夕張つれづれ

酸とアルカリ その2 |高橋正朝 #59

 以前書き込んだことだが、pH( ペーハー )の表を、鹿島中学校2年生の理科の教科書に載っていたのを眺めながら、強アルカリは、どういう現象を引き起こすのだろうか?と、疑問に思い、その疑問を持ち続けていた。       石けん液が目に入るとしみる。 これは誰でも経験して知っている。       鹿島東…
苛性ソーダと石けん その2 |高橋正朝 #57 続・大夕張つれづれ

苛性ソーダと石けん その2 |高橋正朝 #57

 鹿島東小学校の高学年のときの、授業で石けんをつくることが中止になったことは、前回書いた。     テレビで、石原裕次郎の撮影所での行動が映された番組があった。  撮影が終わった後、裕次郎が、風呂場で、髪の毛を固形石けんで洗っていた。 我々が子どもの時分は、髪の毛を洗うときも、普通の固形石けんだった…
苛性ソーダと石けん その1|高橋正朝  #56 続・大夕張つれづれ

苛性ソーダと石けん その1|高橋正朝 #56

 私が鹿島東小学校の高学年だったあるとき、授業で、先生が、石けんを作ろうと言った。 理科の教科書に、石けんのことが出ていたからだ。      石けんの具体的な作り方が、教科書に載っていたわけではない。 油と苛性ソーダで作ると書かれていただけだったように思う。    油は皮膚につくとべとつくから、それ…
pH ( ペーハー ) | 高橋正朝 #55 続・大夕張つれづれ

pH ( ペーハー ) | 高橋正朝 #55

     鹿島中学校2年生の理科の授業で、水の電気分解が実施された。  窓の外の木々は、まだ緑の葉をつけていたので、2学期になって間もないころだったと思う。  理科の担当は、デンスケと生徒たちが勝手にアダ名した、大宮六郎 先生だった。  私たち K 組の担任でもあった。…
蓄電池の硫酸|高橋正朝 #54 続・大夕張つれづれ

蓄電池の硫酸|高橋正朝 #54

 私が、鹿島東小学校4年生の初夏のころ、学校から帰ったら、玄関に見馴れないものがあった。  蓄電池である。  父親は、すでにオートバイを持っていたが、玄関にあった蓄電池は、そのオートバイ用ではなかった。  その蓄電池は、自動車用で、誰かから充電を依頼されたもので、我が家で充電している最中だった。  …