山スキー 楽しかった日々

山スキー

栃木で生れ東京で薬学を学び、戦後三菱鉱業の大夕張炭砿病院に就職した父は、北海道に単身渡った。 富士見町の啓心寮に入った父は同じ、独身の寮の仲間たちと、時には病院の若い看護婦さん達を誘って、夏は野球、冬はスキーと、大夕張での独身生活を楽しんでいたという。   そんな父の、おそらく八百五十でのスキーでの…
雪かき 楽しかった日々

雪かき

   雪かき、雪はね、雪割り・・・降った雪に関わる力仕事は、天候や気象条件によりいろいろな思いもするが、家庭でのこの日の雪かきは、しばらく大量の雪が降り続いた後、気温が上がり、雪が少し溶け気味で水分を含んだ重い雪が相手だっただろう。    スコップで四角に切りながら、広げていった。    セーターで…
童心にかえって |飯田雅人 思い出ばなし

童心にかえって |飯田雅人

雪での遊び  凍るような寒さの、真冬には何をしたかというと、他愛もないことですが・・・ --真っ白に積もった雪の中へのジャンプ-- これは楽しかったですね。 新雪の積もった朝には、雪かきは大変でしたが、熱くなった身体を冷やすにはもってこいでした。  石炭小屋の屋根の上から、高く積った雪山の上から両手…
栄町2丁目~3丁目の通り 思い出の街角

栄町2丁目~3丁目の通り

 昭和43年頃、冬の栄町。  栄町2丁目と3丁目の間の通り。  後ろに炭砿病院。その向こうに礦業所のズリ山が写っている。  軒先に長い氷柱が下がるような寒さが続く日々の中で、ときおり訪れる穏やかな一日。  頬も凍らすような冷たい空気があたりを覆っているようだ。      白黒写真に着色した画像…
雪とともに 楽しかった日々

雪とともに

雪の多かった大夕張。今ではほとんど見ることの無くなった木製のスコップ。柄の長い「雪かき道具」 『ジョンバ』とよんでいた。   雪をのせる木の板は3方を板で囲み、雪が落ちないようになっていた。 サラサラ雪の北海道ならではの雪かき道具だったという。   それでも木製の『ジョンバ』は、それ自体けっこうな重…
八百五十のゲレンデ 思い出の街角

八百五十のゲレンデ

昭和30年 八百五十のゲレンデ。 白黒写真に着色した画像   八百五十  【小笠原 憲】 1998年02月27日(金)16時47分10秒 お久しぶりです。 遠い昔の記憶によると(昭和35,6年)、八百五十は鹿島小の横の沢をどんどん登っていって、更に山に登って・・というようなところでした。 鹿島小の冬…
祖父の勇姿 | 勝又優子・桃子 思い出ばなし

祖父の勇姿 | 勝又優子・桃子

 祖父は昭和37年まで大夕張常盤町に住んでおり、当時ジャンプの選手として活躍していたとの話です。  大夕張代表として、4山対抗大会に出場し、少年組で優勝したとの事です。   画像が新聞の切り抜きのため鮮明ではありませんが、当時のジャンプスタイルを偲べると思います。   (2005年6月19日 記) …
八百五十のゲレンデ(3) 楽しかった日々

八百五十のゲレンデ(3)

『大夕張小唄』にも詠われた『八百五十』。  見渡す限りの銀世界  スキーで鍛える この体    スキーをするには絶好の斜面で、ヒュッテもあった。 山神社から尾根伝いにいくコースと、沢づたいに行く2つのコースがあった。 ヒュッテは、吹き抜けの2階もあり、スキーの合宿ともなると十数人もの人数が宿泊する大…
歳末助け合い風景(永原呉服店前) 思い出の街角

歳末助け合い風景(永原呉服店前)

大夕張労働組合解散記念誌『未来に向かって』より。 写真には、昭和32年12月15日と説明されているが、当時と大夕張では珍しい乗用車が映り込んでいる。ザッとネットで調べて見ると、トヨペットマスターという車ではないかと思われる。 場所は、千年町、永原呉服店前での歳末助け合い運動の風景。   永原呉服店は…
昭和28年 鹿島小学校玄関 学び舎の思い出

昭和28年 鹿島小学校玄関

昭和28年冬の鹿島小学校玄関。 この頃の校舎の模型(鹿島小学校旧校舎模型)を見ると、玄関が東側と西側、そして中央にそれよりやや小さめの玄関が一つがあった。これは、『昭和25年の鹿島小学校』の写真でも確認できる。  この写真は屋根の形状などから中央の玄関だと思われる。東西の大きな玄関が児童用、職員来客…
窓の除雪 楽しかった日々

窓の除雪

昭和40年頃、富士見町6丁目。 一番山の高いところにあった住宅。 遠くに炭鉱病院と、栄、代々木の住宅がみえる。 家族総出で窓の外の雪を取り除き、広げる作業に励む。…
婦人たちの行進 炭鉱とともに

婦人たちの行進

昭和30年代、大夕張炭鉱労働組合の主婦会による団体行動。婦人たちに混じり子どもたちの顔も見える。 大夕張礦業所のゲート前に集結するところのようだ。 大夕張炭山駅の屋根のあたりから撮影したと思われる北から街方面を撮影した構図。 冬空の下の組合行動とはいえ、カメラに写る婦人たちの表情に笑顔があり、どこと…
昭和30年頃 繁栄の街 大夕張の全景

昭和30年頃 繁栄の街

一面の雪に包み込まれた街。 日が沈む頃、手前の山の影が街全体を先に覆いはじめる。 町から見える夕張岳が沈む夕日を浴て輝く時間。 冬のある日、街に急に訪れる一日の終わり。   白黒写真に着色した画像   白一色の世界に炭住が整然とならぶ…