パチンコづくり|Kawauchi Masami

19663

 当時、おもちゃのパチンコが、売っていました。

 弾の所、ゴムの真ん中に、革見たいのが付いていて、小さい石っコロを飛ばしていました。

 でも、ゴムが輪ゴムを切った様な貧弱なものでした。

 子どもの頃、パチンコ も、自分達で作りました。

  形は山という時の真ん中の長い 棒を下に向けた形。両方の山の字の短い棒の先を丸めて、むしゴムの 端と端を縛っていました。私達のはゴムが自転車のむしゴムですから強力でした。ただ、真ん中に革が付いていないので、U字形に曲げた針金で作った弾しか、飛ばせませんでした。

 パチンコ の台は、伊藤金物店で、ちよっと忘れましたが、30番だったか8番の番号で、30cm位の長さのものを買ってきます。

 太いゴムは、吉井薬局へ行って、自転車のむしゴムを、切り売りしてるやつを20cmぐらい、買ってきます。

 弾は、魚屋さんに行って、魚箱に付いてる針金を、ペンチで切ってきて、2cmに小間切れにします。

 それを1cm位、ペンチで折り曲げて、作りました。

 これで屋根にいる、スズメやカラスを、狙いました。 残念ながら、1度も、当たった事が有りませんでした。

(2020年9月25日 記)


(筆者紹介)

 昭和29年6月生まれ。三男として 南清水沢で生まれ、2歳の時、緑町に、のち春日町で18歳まで大夕張で暮らす。昭和48年、一時大阪へ転出するが、昭和50年帰郷、南大夕張鉱業所ヘ就職し、平成2年3月の閉山まで勤務


思い出の記

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