2丁目3番地 大夕張の石 写真の石は、1968年(昭和43年)頃、父と鹿島小学校1年生だった弟が、官行の河原へ出かけて拾ってきたものだ。 シューパロ川の上流、林道の橋が見えるあたりまで入ったという。 父が亡くなった時、周囲の大人達から「あなたのお父さんは、多趣味な人だった」と聞かされた。 そのなかの一… 続きを読む
2丁目3番地 夕鉄バスの前にて 大夕張が『陸の孤島」とよばれていたころ・・・。 石炭列車につながれた客車に乗って、一時間揺られて出かけていった夕張。 清水沢で国鉄に乗り換えた先の鹿の谷では、車窓から見る広い構内にたくさんの機関車や貨車が留め置かれている様子に目を見張り、終点の夕張駅で降りると、工場から聞こえる鉄を打つ… 続きを読む
2丁目3番地 雪煙(ゆきけむり) 子どもの頃、家に幻燈機があった。 白い布を板壁に張り、そこに映し出される父がとった家族の写真をスライドで見るのが楽しみだった。 「げんとうしよう!」 いつもそんな言葉でおねだりした。 当時リバーサルフィルムは高価なものだったろう、そんなに枚数が多かったわけではない。 それ… 続きを読む
2丁目3番地 番外編:さっぽろ雪祭り 大夕張から札幌に、『雪祭り』見物に出かけた人も多いだろう。 アルバムに一枚の『雪祭り』の写真があった。 当時親戚もいない札幌の町には滅多にでかけることもなく、それでも「さっぽろ雪祭り」は、写真があったために自分の記憶に残り続けた。 何歳の時にでかけたという記憶もなかったが、『… 続きを読む
2丁目3番地 昭和3年の大夕張 回顧随想(小林清次先生の追想)より 昭和3年(1928年)秋も深まる10月に鹿島小学校(当時は尋常小学校)は開校した。 山史などでふり返ってみると、前年(昭和2年)に馬車鉄道が開通し、物資や資材が搬入が可能となり、続いて、南大夕張-北部大夕張間の渓谷にかかる各橋梁の架設工事が進む中、翌昭和3年6月、三菱大夕張礦業所が小学校… 続きを読む
2丁目3番地 『ふるさと大夕張2丁目3番地』QRコード 需要はどれほどあるかわかりませんが、『ふるさと大夕張2丁目3番地』のQRコードを作成しました。 QRコードの便利さは、すでにいうまでもありませんが、それでもPCやスマホの操作に慣れていない方に口でアドレスを伝えることは至難の業です。 主にスマホ用途だと思いますが、手間や伝える難しささ… 続きを読む
2丁目3番地 鼓笛隊の誕生 昭和36年(1961年)に鹿島小学校の鼓笛隊が誕生した。 中心になったのは当時鹿島小学校教諭の田中豊一先生。 なにもかもゼロからのスタートだったらしい。 春に結成の打診を受け、その年の6月の運動会に、お披露目したという、今では信じられないほどの短期間での誕生だった。 その時の苦労話を田中豊一先生… 続きを読む
2丁目3番地 札幌にあった三菱の宿泊施設 最終編 札幌にあった三菱の宿泊施設について以前話題になったことがあった。 その時、話にでた三菱の宿泊施設は、2カ所あった。 北1西8にあったという『三省寮』と、南3西23丁目あたりにあったという『円山?寮』 雪祭り見学や、受験、就職試験、スキー部遠征の時に大夕張から札幌に出てきて利用した宿泊… 続きを読む
2丁目3番地 昭和38年 札響 鹿島中学校 訪問 先日散歩の途中、近所にある札幌市の生涯学習センターの図書コーナーに、ふらりと立ち寄った。 その時、偶然書架の『札幌交響楽団五〇年史』という本が目にとまった。 そういえば、以前丸山直記さんの投稿で札幌交響楽団の話があったことを思い出して、手にとってみた。 タイトル通り、札幌交… 続きを読む
2丁目3番地 鹿島眺望公園 『大夕張の看板』 2022年9月22日。 鹿島眺望公園にこれまであった夕張岳の看板に加えて、もう一つの看板が設置された。 『ダムに沈んだ大夕張』 もう一つの看板と同じく、ユウパリコザクラの会が作成、設置したものだ。 作成にあたり『ふるさと大夕張2丁目3番地』からも微力ながら協力させていただくことができた。 そ… 続きを読む
2丁目3番地 滝ノ沢岳/前岳/夕張岳 子どもの頃から見慣れた夕張岳の姿。 子どもの頃、あの尖った一番高く見えるのが夕張岳だと思っていたのに、平らでテーブルのような奥に見えるのが夕張岳だったという、かわいい誤解。 夕張岳を後ろに従え前に立つ前岳。 その凜として威厳ある立姿は好ましかった。 「覚えている夕張岳の絵を描きなさい」 … 続きを読む
2丁目3番地 鹿島小学校記念写真帖(記念アルバム) 昭和28年(1953年)に配付された鹿島小学校の25周年記念アムバム。 鹿島小学校、開校25周年を記念して作成された『昭和28年学校概要』には、行事予算として記念写真帖(記念アルバム)の項目が、とられている。 当時、5000円というとけっこう大きな金額である。 どれくらいの数が配… 続きを読む
2丁目3番地 猫と犬のなまえ 以前、『猫とブルドック』で林さんが、「岳富町の時計屋さんのショーウィンド」にいた真っ白い猫のことを書いた。 この真っ白い猫は、左右の目の色が違う猫だった。時計店の名前は書かれていなかった。 この時計屋さんは、「散歩道」の岳富町の住宅地図を見ると、昭和43年当時、安田靴店と木村呉服店の間… 続きを読む
2丁目3番地 フランスギクと花占い(大夕張の花) 道端のフランスギク 草丈20cmから1mくらいで、道端でよく見る可憐な白い花。 寒い冬の北海道でも越冬し、野生化し繁殖力のある外来種。 いまでは、他地域から導入された種が在来種に大きな脅威を及ぼしている植物として、北海道ブルーリストにものってしまった。 子どもの頃は、たしかマーガレットと… 続きを読む