2丁目3番地 大夕張の鳥たち シマエナガ・・・、そういえば数年前からよくその名を聞くようになって、かわいらしい姿がデフォルメされて各種グッズになって販売されていたことを思い出した。 白く丸くて、尾がすらりと伸びた姿は美しく、特に正面からの姿は愛らしい。 大夕張にもいたんだろうなあ、とあらためて思った。 https://y… 続きを読む
2丁目3番地 雪虫 2023 雪虫が大量発生しているという。 ニュースで札幌の大通り公園をいく人と、雪虫で白くなった町の映像や写真が報じられていた。もろろんネットでも流れている。 原因は、今年の夏の異常な暑さで成長が早まったせいらしい。 下の写真は、雪虫の群れだが、今年の写真ではない。 数年前、小樽の朝里ダムでと… 続きを読む
2丁目3番地 霜 今朝、旭川気象台で今年初めての霜が観測されたとのニュースがあった。 ちょうど今日10月24日は、二十四節気の『霜降(そうこう)』 二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた日本の暦だが、その中でも秋の最後の節気となっている。 … 続きを読む
2丁目3番地 弁当箱の蓋に注いで食べた味噌汁 10月も下旬を迎えると気温の寒さに、あたたかいものが恋しくなる。スーパーなどでは店頭で鍋料理の食材などの品揃えが充実している時期でもある。 すっかり寒くなったこの頃、我が家も先日鍋料理をいただいた。 味噌味のスープに野菜を入れた鍋だが、もやしが入っていた。そのもやしを口に入れた… 続きを読む
2丁目3番地 夕陽を浴びる山 若い頃、自動車を自分で運転するようになってから、年に数回生まれ故郷である大夕張に向かった。 そこに行ってみると、ある瞬間、ふっと暮らした当時の感覚が、目に映る景色や肌に感じる空気に蘇ることがある。 このオレンジ色に染まる夕張岳を見た時もそんな感覚を伴った。 2001年10月7日… 続きを読む
2丁目3番地 ススキとホオズキ もうすぐ中秋の名月、今年2023年は、9月29日である。 子どもの頃は、秋になるとススキとホオズキが毎年の行事のように、窓辺に親が飾っていた。 母が毎年この時期になるとそうしたのだが、ススキやホオズキを採ってくるのは、子どもだった自分の役割だった。 今はススキはともかく、ホオズキは家… 続きを読む
2丁目3番地 ソニー(SONY)号空飛ぶ冒険 昭和34年(1959年)鹿島小学校グラウンドのソニー号 ソニー号について、初めてその名を聞いたのは、もちろん大夕張にいたときではなくて、2001年頃に内川さんから、大夕張上空を周回するその映像を見せていただいたときだった。 いきなり画面タイトルに「ソニー号来校」と出てくるから、これはもう、… 続きを読む
2丁目3番地 シューパロ川の化石 今日(2023年7月24日)、北海道新聞12面(道央版)に、かつて大夕張の鹿島小学校グラウンドで公演を行なったという『木下大サーカス』が札幌で公演中という記事とともに、『夕張の化石に触れて』というタイトルで室蘭市で開催中の展示について写真付で紹介されている。 記事を要約すると、『DENZ… 続きを読む
2丁目3番地 昭和48年11月鹿島中学校生徒住所録 ここに送ってもらった一冊の『鹿島中学校生徒住所録』と書かれた名簿がある。(正確に言うとそれを撮影した写真だが) 藁半紙をホッチキスで閉じただけ簡素な作りの名簿は、黄ばんで文字も薄くなっている。 発行された日付は、昭和48年11月。 三菱大夕張炭鉱閉山が決定した1973年… 続きを読む
2丁目3番地 シナノキ 7月上旬のある晴れた日の夕方、散歩をしていると、小さな白い花を付けている木の下を通りかかった。 すると、日中のあたたかい空気の名残りに混じって覚えのある甘い香りがした。 それはどことなく懐かしく、子どもの頃の夕暮れ時の家路につく道端の樹と同じ匂いだと思った。 さっそくスマホに… 続きを読む
あらかると ダニ峠の物語 伝説狐つき むかしむかし、大夕張が南部で、その南部に大夕張炭坑があったころの大正時代のはなし。 ダニ峠で行方不明になった数え年五歳の男の子が発見されるまでの顛末。 『二十年史』(大夕張労働組合)の第一編南部大夕張時代から蒐集。 伝説 狐つき 大正末期、南部にも流行歌が唄われ始めた。 逢いた… 続きを読む
2丁目3番地 大夕張に向かう三つの道(3) 大夕張と南部を遮る壁 ダニ峠 『むかしの道ろ(昭和6年ころ)』(一部拡大) 上の鹿島小学校の資料地図で、南部と大夕張の間、シューパロ川とパンケモユーパロ川が合流し、『二股』といわれたところ、・・・(かつて大夕張ダムはその合流地点に作られた)の山側に、道が折れ曲がった線で描かれているところがある。 青葉峠(通称『ダニ峠』通… 続きを読む
あらかると 本流越 大夕張と夕張の間にある標高875メートルの山を著者の小林政雄さんは、『本流越』と呼んだが、地図やその他でその名前を探すと、幾筋の流れ出る川の名前とともに、山頂をしめす地図記号と標高点の873.6の文字だけが書かれていて、山の名称は書かれていない。山は俗称と言われるものがあるが、その一つだっ… 続きを読む
2丁目3番地 大夕張に向かう三つの道(2) 本流越 現地を踏破しようというそんな無謀な企てを図る体力も気力はないので、地図を眺めながら、空から眺めて遊ぶ時間です・・・。 小林政雄著『夕張風物抄』という本の中に『本流越』という名で、夕張市と大夕張との中間に、位置する山が出てくる。 夕張市小松の西方4キロメートル、海抜875メー… 続きを読む