怪人二十面相と少年探偵団 | 高橋正朝 #219

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 続・大夕張つれづれ # 194〘 外山高士 〙出演のテレビ映画〘 怪傑黒頭巾 〙に、2024-10-19、〘 とき 〙さんから、書き込みがあったのを気づきませんでした。  

 

 この書き込みによると、〘 とき 〙さんは、テレビドラマの〘 怪傑黒頭巾 〙を、〘 外山高士 〙だけでなく、それ以前は〘 若柳敏三郎 〙が演じていたのをご存知だったのは驚きでした。 

   

〘 若柳敏三郎 〙が、〘 少年探偵団 〙の明智小五郎役をやっていたのも知りませんでした。

 もっとも、このテレビ放送があるのは、マンガ雑誌に紹介されていたので知っていたが、まったく観ていない。

    

 団塊の世代が小学生だったころ、江戸川乱歩の〘 怪人二十面相 〙や〘 少年探偵団 〙が、映画やマンガ、それからテレビドラマになったりして、とても人気があった。

    

 江戸川乱歩が、戦前に、大日本雄弁会講談社の少年向けの雑誌〘 少年倶楽部 〙に〘 怪人二十面相 〙と〘 少年探偵団 〙を執筆した関係からか、戦後も講談社及びその関連会社〘 光文社 〙から、シリーズものがでていた。

    

 〘 光文社 〙のマンガ雑誌〘 少年 〙には、江戸川乱歩の〘 少年探偵団 〙の小説の宣伝や、江戸川乱歩は、夜、土蔵の中でロウソクを灯して執筆しているという写真が載ってたりしていた。

    

 当時のマンガ雑誌は月刊で、付録がついていた。 

 付録はマンガだけではなく、簡単な紙の工作やソノシートなどもあった。

    

 〘 少年 〙の付録には、正確な名称は覚えていないが、〘 少年探偵団手帳 〙だったか、〘 探偵手帳〙だったかがついていたことがあった。

  

 マ、江戸川乱歩と講談社の結びつきはかなり強かったようで、単発は別にして、ポプラ社が、〘 少年探偵団 〙のシリーズを出版したのは例外のようだ。 

   

 そういうことからか、〘 怪人二十面相 〙のマンガ化は、藤子不二雄が〘 少年 〙で連載していた。 念の為、ネットでチェックしたら、マンガの連載は、昭和34年(1959年)から35年(1960年)にかけてである。

    

 テレビ放送は、日本テレビ系列で1958年(昭和33年)11月23日から1960年(昭和35年)6月5日まで放送されたとネットにでている。 ただし、この放送の題名は〘 怪人二十面相 〙 で、〘 少年探偵団 〙ではなかった。

  

 このときは生放送である。

   

 ドラマを観ていて、出演者に動きがない場合はいいが、歩いたりドタバタした動きのときは、舞台を踏む音を、マイクが拾ってしまっていた。 

   

 このときの〘 明智小五郎 〙は、〘 佐伯徹 〙が扮していた。 〘 佐伯徹 〙という役者は、私が観たのはこの番組が初めてで、他の番組では観たことはない。

    

 なぜ彼の名前を記憶していたかというと、セリフの発生と声が気にいったからだ。 番組のなかで、〘 明智小五郎 〙役の〘 佐伯徹 〙が、中村警部に呼びかけるときに、『 中村くん 』というセリフは、今でも耳朶に残っている。 しかし、この中村警部役を含め、ドラマの他の出演者については、まったく記憶にない。

    

 ネットで〘 佐伯徹 〙のことをチェックしたら、ビジネスの世界で成功したようである。

    

 例によって蛇足だが、〘 少年 〙に連載されていた鉄腕アトムのキャラクターで、田鷲警部とコンビで出てくる警部の苗字は普通で、中村である。

  

 私は、手塚治虫の遊び心で、〘 怪人二十面相 〙に登場する中村警部の苗字に一致させたのかな?と、勘ぐっていた。

 

 実際のことは不明だが •••••

(2024年10月19日 記)

 


   

(筆者略歴)   

 昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。

メール宛先:taka-jp@outlook.com  (メール宛先変更になりました)

  


   

   

1件のコメント

  • 団塊の世代のあとを追いかけた世代の自分としては、少年探偵団と聞くと、やっぱりあの、「ぼ・ぼ・ぼくらは少年探偵団♪」で始まる歌を思い出す。
    もともと「少年探偵団」のラジオドラマで、ニッポン放送で1956年に放送したものから使われているという。

    その後、テレビや東映で映画製作されたりして、昭和30年代、いろいろなところで流れていたようだ。
    1960年代、自分はテレビや映画の記憶は、あまりない。
     
    ただ、大夕張時代に、児童小説で読んだ記憶と、あの「ぼ・ぼ・ぼくらは少年探偵団♪」の歌声だけは耳に残っている。
     
    だから高校生になってから、もう一度、ポプラ社の南洋一郎訳の「怪盗アルセーヌルパン」の全集とともに、江戸川乱歩作「少年探偵団」のシリーズを読み始みはじめたことがあった。
     
    アルセーヌルパンの方は、その後新潮文庫などで大学生になっても読み続けるほどに好きになったが、少年探偵団の方は、1,2冊で読むのを止めてしまった。
     
    でも、「少年探偵団」は、今でも人気があるようで、今でも小説や、昔の映画が再放映されているようだ。
     
    ちなみに今月、10月から、CSの東映チャンネルで1956年製作の『少年探偵団』シリーズの映画放映が始まるようです。
    第一回の『妖怪博士』の回では、岡田英次/南原伸二/中原ひとみの懐かしい俳優の名前が並んでいます。
     

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