『一丁目一番地』と『ホームラン教室』|高橋正朝 #15

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 この NHK のラジオ番組、『 一丁目一番地 』もよく聴いていた。

 黒柳徹子 という名前は、この番組で知った。台本があるとはいえ、子ども心に、「 口早で、よくしゃべる女だなぁ 」という印象をもった。

 前回書き込んだ、『 三つの歌 』は、ネットの『 Wikipedia 』にその項目があるのだが、『 一丁目一番地 』の項目は、今日、2020年11月28日時点では、まだ無い。

 しかし、『 Wikipedia 』の項目にはなくても、『 一丁目一番地 』の記事はいくつもあり、テーマ曲を紹介したのもあるので、興味がある人は、それらをチェックしてみて下さい。

 記事の中には、番組収録時の声の出演者の写真を取り込んでいるのもある。

 26歳の 黒柳徹子 のスナップがあった。清楚な感じで、初々しい印象だ。ま、若ければ、皆、初々しいか ••••••。

 君もぼくも、あなたも私も、かっては初々しいときがあったんだよネ ••••••。今となっては、はるか遠い昔だ ••••••。

 テーマ曲の作詞は、『 一丁目一番地 』の原作および脚本の 高垣葵。作曲は、宇野誠一郎。この2人は、他のホームドラマでもコンビを組んでいたと思うが、今は思い出せない。

 このテーマ曲が流れるころが、我が家の夕食時間だった。だから、18∶30 ぐらいだと思う。初夏の大夕張だと、まだ日没前だ。真冬だと、とっくに暗くなっている。

 作曲の 宇野誠一郎 は、やはり、NHK の『 ひょっこりひょうたん島 』のテーマ曲でも有名だ。

 高垣葵 は、少年サンデー発刊当時の連載、藤子不二雄 の『海の王子』のストーリーの最初から9作目までの原作者として、その脚本を書いていたようだ。ただ、マンガの扉絵に、原作者としての名前がクレジットされていたかどうかまでは覚えがない。

 高垣葵は、SF にも興味を持っていたようだが、やはり、日常生活に題材をとった作品が得意でもあり、また人気も集めていたようだ。

 NHK 総合テレビ番組の『 ホームラン教室 』も、高垣葵 が原作者で脚本も書いている。小柳徹 が主人公の少年を演じている。主人公の父親を演じていたのは、バン屋の主人に扮した、牟田悌三 。

 高垣葵 も 牟田悌三 も東京の出身だが、北大在学中に、NHK 札幌劇団に入団したのが、芸能界に身を置くきっかけだった、ということを、後年、何かの雑誌で読んだことがあった。ネットにも同様な記事がある。

 高垣葵 の父親は、高垣眸で、『 怪傑黒頭巾 』、『 ジャガーの眼 』、『 まぼろし城 』などの作者として有名だ。

 『 一丁目一番地 』は、講談社の学年雑誌でマンガ化され、東映で映画化されてもいるが、大夕張に配給されていたかどうかは知らない。ラジオ放送では人気番組だったが、マンガや映画は、地味な作品だったようだ。

 マンガ化した『 ホームラン教室 』は、赤塚不二夫が、マンガ雑誌、『 冒険王 』に描いている。

(2020年11月28日 記)


(筆者略歴)

昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。


1件のコメント

  • 黒柳徹子、牟田悌三、その後も大活躍される面々が登場してきました。
    NHKのアーカイブで、当時の映像や画像をみると、わかっているけど、「あれ、こんなに若かったっけ?」
    それだけ、その後も長い間、テレビや映画での活躍が印象に残る方々でした。
    _
    時代は・・・少しずつ創生期のテレビ時代に近づいてきましたね。

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