春日町住宅から坂の上の代々木町
昭和35年頃
春日町の北側の住宅地の一角だろうか。軒先で遊ぶ子は、兄弟なのか、ご近所さんなのか。年の離れた中学生と小学生のようです。そしてそれを見守る煙草をくわえているような姿のおじさん。
ご近所同士、兄弟を入れて、自然に、年齢の離れた小集団を組んで遊んでいたものでした。
よく見えませんが、何かを蹴ろうとしているようにも見えます。缶蹴り?ボール遊びかな?
缶蹴り毎日のようにやってましたよ。
ルールがほとんど忘れてしまって、ただぎゃ~ぎゃ~叫んで走り回っていましたよ
缶蹴りよくやりました。
鬼に見つからない様に缶を蹴飛ばしたら 捕まっていた仲間がみな逃げます。
鬼は缶を拾って 決められた所に置いて 10数えます。
その間にみんな隠れます。 みんなを捕まえれない 鬼は 半べそかきます。
すると みんなで 「鬼焼けた〜 鬼焼けた〜 真っ赤っかに焼けた 鬼焼けた〜」 って言ったものです。
この写真が撮影された場所を航空写真で探してみました
上の航空写真は昭和47年のものですので、年のため、手元に昭和30年撮影の空中写真の同じ場所をトリミングしてみました。すると、寮が大きく、より上の写真の時代に近いものとおもいましたので、比較のために掲載しておきます。
昭和30年の航空写真。
昭和47年の写真では、すでに寮が改修され小さくなっています。そして昭和30年には空き地であったところに住宅が建てられています。
昭和30年では、寮と住宅との間に空き地があり、寮の建物が代々木町側に長く伸びているので、上の住宅の写真と年代的にも近いと思われます。
春日町、北1丁目、2丁目の一番地から代々木町に向けた景色です。直ぐ右に二階建ての寮が見えますので。しかも、この風景の4件長屋は、北1丁目1番地しかないので、直ぐわかりました。宮古さんちの、おにいさんらしき方が写ってますが?
この写真の右側に直心寮に似た2階建の寮が有り、写真のシャッター側に横山理髪店が有り、右側に自衛隊の予備官舎が有りました。戻って写真の右側に寮と、車が通れる道の間に沼状の湿地帯があり、よく蛙を取ってました。
その寮も昭和42〜43年頃には、直心寮と共に取り壊されました。沼も、砂利と土で埋め尽くされてしまいました。磯次郎へ渡る橋も2回作りましたが、秋の増水で壊されたのもこの頃ではないでしょうか?
(2021年3月18日)