大夕張の教会 |山本栄子

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 今から60年以上も前、初めて大夕張カトリック教会のクリスマス会に行きました。

 シナモン味のドーナッツだと思うのですが、ニッキ味とは違い、生まれて初めてのシナモン (多分その当時はシナモンすらわかってなかった?)

 この世の物か?と思いました。

 

 6年生の冬、捻挫をしてしまい病院に行く為、母を待っていたら、教会の先生(女性)がシェパード犬かな、そりで病院迄送ってくれました。

 

 たまたま遊びに来たいとこが、苫小牧の教会から届け物があり、私が道案内をした事を覚えていてくれたのでしょう。

 

 教会は、私にとって不思議な空間でした。

 

 子供ながらに神がこの世を造り私達がいるのです・・・が納得できなかった、とはいえ、大夕張の生活の中で貴重な経験であり、ある意味憧れの世界だったのかなと思います。

(2021年11月30日 記)


 

随想

1件のコメント

  • 12月のクリスマスが近づくと、雪に包まれた小学校の横にあった白い教会を思い出す。
    教会の『慈善事業』の一つだったと思うが、『バザー』と呼ばれた催しがあった。
    会場で販売されたクリスマスカード。
    三種~五種類ほど並べられていた。
    どれも淡くやさしい色合いに、なんて美しいんだろうと思いで、心をときめかせた。
    「一枚だけ」と言う母を恨めしい気持ちで思った。
    教会の空間には異文化の香りが感じられた。

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