湖畔の石仏 |Toshinori

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かつて、大夕張ダム管理事務所から旧明石町駅までの湖畔の道、中間位に石仏が有ります。

大夕張の方なら、ご存知と思います。

 

湖畔亭を過ぎ、明石町へ近づいていくと崖の上で左への急カーブがあり、その手前の右手に立っていました。

小さいお堂があり、その中に小さなお地蔵様が赤い帽子とちゃんちゃんこを身につけ、交通安全を見守っていました。

 

当時、自家用車でカーブを曲がりきれずにシューパロ湖に落ちて亡くなったご家族を追悼してたてられたとも聞きました。

 

急カーブのつづくこのあたりは、以前から事故が多かったように聞きます。

 

 

自分が小学校の頃から、かれこれ何十年、雨の日も、雪の日も立っています。

時折、着ている服が変わり生き花が供えられていました。

 

いったいどなたが服の着替えや生花を供えてるのでしょう。

 

 

千歳町の戦没者慰霊碑にも、毎年、お盆には花と線香が供えられていました。

戦後50年以上が経ちますが、大夕張から出征し、命を落とした兵士達、親類縁者を偲んで、毎年遠方からお参りに来る方々も多いようです。

 

 

(2003年8月25日 記)


 

随想

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