大夕張 鳥のさえずり -カッコウ-

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以下百科事典風に書くと、

全長35cmほど、日本には5月頃に南方から夏鳥として飛来する。

オスの鳴き声がそのまま名前の由来となっており、メスは「ピッ、ピッ、ピッ」と鳴く。

 

 体は細身で頭から背、翼の上面などは灰色、腹は白色で細かい横縞があり、雌には灰色部分が赤茶色をしたタイプもいる。

 夏を告げる鳥として有名で、本州中部から北に多く、明るい林のような開けた環境にすんでいる・・・。

 

 

ということになるが、大夕張に住んでいた頃、つまり子どもの頃には、鳴き声は聞いても、その姿は図鑑などで見たことはあっても、実際に見たことはなかった。 

 

  

 一緒にいる大人が木の上にいるのを見つけて、指をさして「ほらあそこだよ」と教えてくれても、自分が見上げた時には、飛び去ったあとという、どんくさい子どもだったので、スズメとカラス以外の野鳥の姿はほとんど記憶にない・・・。

 

 カッコウの鳴き声は、大夕張の町中にこだましているのではないかと思えるほど家の中にいてもはっきりと聞こえた。

 

 裏の山から聞こえていたカッコウの鳴き声は、夏休みの開放感とともに思いだすことができる。

 

 1997年6月の鹿島小学校の閉校式の時にも、聞こえていたカッコウの鳴き声は、その後、夏に訪ねるたびに、さびしくなる一方の大夕張で、山の中に響き渡っていくようになり、心に残った。

  

 

 

 

 

  

木の枝にとまるカッコウ

 

 

カッコウのさえずり 

 

 

 

 

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