カワイの肝油ドロップ とサクマのドロップ | 高橋正朝 #223
表題の〘 カワイの肝油ドロップ 〙 は、私が鹿島東小学校の低学年のとき、先生からいただいて食べたものだった。
4年生のときにも、1度か2度くらいいただいたような気がするが、記憶間違いで、すでに、〘 肝油ドロップ 〙を、学校で配給するのを止めてしまっていたのかもしれない。
4年生のときはともかくとして、低学年時には、頻繁ということではなかったが、1か月に2〜3回ぐらいは配られていたと思う。
たしか、1回に1粒だけであり、甘いものではあったが、普通のアメ玉やキャラメルも売られており、金属の函に入った〘 サクマのドロップ 〙が、流通し始めたこともあり、甘党の私ではあったが、〘 カワイの肝油ドロップ 〙をもらっても、さほどの嬉しさはなかった。
〘 肝油ドロップ 〙は、先生や親が、『 体にいいもの 』と言っていたので、何やら抵抗感があったのかもしれない。
体にいいものとして、色々なサプリメントを飲む人がいるが、私は、そういうものは飲まない。
わざわざ〘 健康飲料 〙と銘打ち、ビタミンC を多量に配合したものも飲むことはない。
〘 肝油ドロップ 〙などは、我々児童の健康を向上させるのが目的だろうと、的確な表現はできない年端のいかない児童にも見当はついた。
そういう私でも、喜んで食べたものがあった。
虫下しである。
チョコレート味の虫下しである。 私が子ども 時代には、寄生虫のことが、学校の教科書にもでていたが、今はどうだろうか?
このチョコレート味の虫下しは、私が、東小学校の3年生のときと4年生のとき、やはり学校が配給したものが記憶にある。 ただし、メーカー名の記憶はない。
ネットでチェックしてみたら、今でも、チョコレート味の虫下しは売っているようだ。
〘 肝油ドロップ 〙メーカーの〘 カワイ 〙を記憶していたのは、〘 ドロップ 〙の〘 サクマ 〙と対句のようにして覚えていたからだ。
これは、〘 カワイ肝油ドロップ 〙の函と、〘 サクマドロップ 〙の函が、我が家にあったからである。
〘 カワイ肝油ドロップ 〙は、母親が、私の幼い妹や弟に食べさせるものだった。
〘 サクマドロップ 〙は、母親がいないときに、私が勝手に函から取り出して食べたりしたが、〘 肝油ドロップ 〙を勝手に食べることはなかった、というか、食べる気はしなかった。
(2024年11月16日 記)
(筆者略歴)
昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。
メール宛先:taka-jp@outlook.com (メール宛先変更になりました)
自分は、高橋さんが、学校で配給された『『カワイの肝油ドロップ 』の時代からやや下って、鹿島小学校で注文用紙が配られ、希望者が購入していた時代になる・・・。
注文用紙に缶の希望数を書いて担任の先生に渡していたのだろう。
食感は、今でいう『グミ』のようなもので、グニュグニュした感じが割と好きだったような気がする。
ネットで今も販売しているという『カワイの肝油ドロップ』のページを見てみたが、どうも記憶の中のドロップ缶と違ってピンとこなかった。
缶にプリントされている男の子は、今は40歳くらいになっているという記事があったので、30数年前のパッケージということなのだろうが、それより以前のドロップ缶は違っていたような気がする。
まあ、どうでもいい話なのだけれど。