クリスマスの記憶 |野口美代子

6132


 小学生か中学生か定かではない記憶の一葉に、クリスマスイブに、河村先生(聖心幼稚園)に連れられて、大夕張炭砿病院の廊下で、クリスマスソングを何曲か歌いました。

 静かな入院病棟に美しい(?)歌声を響かせたことがありましたっけ。

 聞いた人達の感想は聞けませんでしたが。


 その炭鉱病院に作家の渡辺淳一氏が若い時勤務されていた事を、知らなかったのは私と順子さんだけみたいです。


 昨年の秋、渡辺淳一氏のサイン会がありましたので、行ってきました。

 ファンが一杯で、一人でそんなに話す時間はありませんでしたが、昔、夕張の病院で先生をお見かけした事がありますと話し掛けると

 「大夕張炭砿病院だろ。あそこも閉鉱したね。あなたは看護婦さん。?」

 と言って大きな手で握手をしてくれました。

 私は「いいえ」とだけ答えました。

 みなさん メリ-クリスマス!

(2002年12月25日 記)


随想

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 5 MB。 画像, 音声, 動画, 文書, スプレッドシート, 対話型, テキスト, アーカイブ, コード, その他 をアップロードできます。 Youtube、Facebook、Twitter および他サービスへのリンクは自動的にコメント内に埋め込まれます。 ここにファイルをドロップ