子どもの記憶 |菅井宏史
長谷川さんが大夕張時代の「食憶」をお持ちのように(「食憶」シリーズいつも楽しく拝見してます)人それぞれ大夕張の、あるいは大夕張時代の一連の記憶というものがあるのかもしれません。
昭和30年代後半から、40年代前半が、私の大夕張の記憶の全てなのですが、あの時代の思い出といえば(これは大夕張の記憶ではなく大夕張時代の記憶と言うべきですが)、テレビ番組や映画等のことがどうしても中心になってしまいます。
エイトマン、スーパージェッター、鉄人28号、オスパー、サンダーバード、オバケのQ太郎、ウルトラQ、,ウルトラマンなど子供向けの番組。
それ以外にも、NHKでやっていた「タイムトンネル」(その第一回は確かあのタイタニック号の場面だったような・・)や、「ワイオミングの三兄弟」なる西部劇物があったのも、何故か覚えています。
食べ物に関しても、子供向けのテレビや、映画との結びつきでしか思い出せません。
例えば丸美屋のふりかけ(すきやき、のりたま等)の中に入っていた「エイトマンのシール」や、「トコちゃんキャラメル」のおまけに入っていたガメラやギャオスの(あれは何と言いましたっけ、見る角度によって絵が
違って見えるプラスチックの)カードを集めただとか、ケロッグの付録に入っていたプラスチックのおもちゃを集めたとか・・まあそんな程度です。
今の子供達がポケモンのキャラクターに夢中になってるように、私の子供時代は、テレビや映画の怪獣の名前、特徴、武器などを周りの友だちと争うように覚えたものです。
そういった意味では、当時も今も、子供が夢中になるものは大差ないですね。
子供時代(大夕張時代)の古き良き思い出です。こんな当時の子供の記憶を辿ることくらいしか、今の私には大夕張を語ることは出来ません。
(2000年10月29日 記)