大夕張神社の山神祭幟
2021-06-04
2021-06-05
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遅い春が過ぎ、初夏を迎える6月、大夕張の山々の緑が、勢いを増す。
町に幟(のぼり)が立ち、子どもたちが楽しみにしていたお祭りの始まり。 短い夏は、6月の『お祭り』7月の『夏休み』8月の『お盆』と一気に通り過ぎていく。
詰所から、各家庭に配られる竹と紙で作ったピンクの花を、家の玄関に飾る。
町内には、道々いたる所に、行灯が立つ。行灯に使われる絵を、どんな図案にしようかと頭を悩ませつつ、半紙に描いて応募した。夕方から夜にかけてともされた行灯は、お祭りの雰囲気を盛り上げる。
鹿島小学校の緑町側の門の下、踏切の近くに数多くの露店がつらなり、下駄と浴衣で行き交う。
子どもにとって、8月のお盆とこの6月のお祭りは、一番楽しい時だ。 お面、綿菓子、金魚すくい、スマートボール。
学校帰りに、何時に夜店(よみせ)に行く?と友達と約束しながら歩いた、子ども時代の『わくわくした感情』は、あれから二度と訪れない。
お祭り 【乗田 功一】 平成9年9月12日(金)
御輿をかつげるのは,威勢がよく元気のいい子供だけ。
自分も本当はかつぎたかったが詰め所のおじさんに「賽銭箱」を命ぜられる。
鼻におしろいを塗られ,相棒と二人町内を練り歩くが,「元気がない」と,取り上げられる。私はまったくおとなしい子供。
大夕張神社の急な坂道。
夜になるとこの道沿いに赤や青や緑の電球が飾られ,街中からもきれいな光が見える。
山の中腹では,大きなスリーダイヤ(三菱)形のしかけ花火。
小学校近くの踏切あたりに連なる夜店。わたあめ,スマートボール,ヨーヨー釣り・・・。