快い響き|池田憲治

11911

 ”大夕張”(おおゆうばり) それは私のように遠く離れている者には、すごく快い響きの単語です。

 

 私は、樺太真岡の鉄道官舎で生まれました。

「九人の乙女」の内の一人伊藤千枝は親類です。

 今、私は愛知に住んでいますが、近くに住んでいる叔母は、私の家族と共に移転するまでは、樺太真岡の郵便局に勤めていたので、死んだ人たちと一緒の写真をみたことがあります。

 開拓の吉田さんの娘さんが「九人の乙女の一人」だったと聞いて、大夕張での不思議な縁を感じます。

 
 終戦後(小学3年)に大夕張に移り住み、鹿中7期の卒業です。

 
 昨年は中学校が閉校になり、今年は小学校と続き本当に淋しい限りです。
 ついでに閉校記念誌の申し込み忘れを思い出してしまいました。

 
  

 従兄弟に池田忍。兄の二郎、その上の兄も、もちろん従兄弟になるが、池田守と云って東小の教員でした。

 

                                      

 鹿島中学校第7期卒業生。

 310人余の卒業生です。

 現在住所が判っているのは、230人。うち8人が亡くなられております。

 今週の20日にも永眠され、寂しいです。

 
 我々の同期会は、3年から5年の間に、全国持ち回りでやります。

 今年(1998年)の10月に同期会があります。幹事は千葉県ですが、交通の便で会場は横浜です。

 いつもオプションに1日観光が入り、2泊でやります。幹事は一年前から名簿調べなどの準備をやりはじめます。

 約70人から110人が集まりわいわい、がやがやと大騒ぎ楽しみです。

(1998年 1月記)


随想

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