猫とブルドック|林 恭子

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 岳富町の写真とても懐かしく拝見しました。

 
 私は昭和37年に炭砿病院で生まれ、昭和45年まで大夕張に住んでいました。

 
 千年町に住んでいたので、大夕張駅に卵を買いに行く時、必ず岳富町の道路を通ってました。

 あの頃、駅の待合室に卵売りのおじさんがいました。

 

 
 岳富町の時計屋さんのショーウィンドに、時々真っ白い猫が座ってました。

 
 片方の目が金色で、もう片方が銀色だったか青の、左右の目の色の違う猫です。

 
 この猫に会うのがとても楽しみでした。

  

 それから、もう少し歩くと、今度は千年町の河野歯科。

 
 ここに、当時珍しいブルドッグがいました。

 
 顔の表情が面白くて、飽きずに何十分も眺めていました。

 
 母は、私を家に連れて帰るのに毎回一苦労したようです。

 

(1999年12月27日 記)


思い出ばなし

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