《思えば遠くへ来たもんだ》|  ziny

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 私の大夕張から旅立ちの光景。

 今から42年前の3月、大夕張を朝7時過ぎでしたか、大夕張駅前のバス停で、バスケの仲間からケネディ大統領の文庫本を渡され、送られた記憶。

 地面は雪でガリガリ。

 札幌まで、今は亡き親父が送ってくれました。

 
 バスの中で、小川知子の「初恋の人」が流れていたのが、今も懐かしく思い出します。

 由紀さおりの夜明けのスキャトも。

 

 青森からは、確かにゆうづるでしょう。

 
 徐々に、白い雪が消え、草木の緑になる沿線の風景が続くのが、寂しい気持ちになったのももう昔々です。

 

 東京の電車の沿線に見える、屋根々の景色も今は通勤風景です。

 
 でも、大夕張は懐かしい。

 そろそろ美味しい霜降りブドウが取れる時期ですね。

(2010年10月31日 記)


随想

1件のコメント

  • 旅立ちの光景
    大夕張-札幌間のバス(所要時間2時間15分~30分)は、車中確かにラジオが流れていた。
    1972年2月父の葬儀から札幌に戻る際、
    『大夕張を後にするのはこれが最後なんだろうな』
    と漠然と思っていたこととあいまって、その時、車中に流れていた札幌オリンピックのラジオ中継の音声は、忘れ難い。
    今はさすがに、バス内で乗客へのサービスでラジオを流すことはしないだろうけれど。

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