函渕
2021-12-02
2022-09-11
45812
昭和30年頃。
この場所は、後年、大夕張ダムが作られたところ。
かつて南部から夕張川を遡行すると上流は二股に分かれていて、シューパロ川とパンケモユーパロ川が合流していた。
二つの川の合流地点であることから、二股、と呼ばれた。大夕張ダムの別名も、二股ダムである。
大夕張ダムができる以前、この地は函渕と呼ばれ、南大夕張から北部はシューパロ川に沿って切り立った崖と深い谷が続いた。
南大夕張から北部大夕張への鉄道敷設の際には、資材を運ぶ人馬もろとも飲み込む程の谷の深さで、人々に恐れられたという。