昭和30年 鹿島小学校学芸会
2021-12-13
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1955年(昭和30年)10月9日、日曜日に行なわれた、鹿島小学校の学芸会。
当時の低学年、1年生ないしは2年生の出し物。
舞台の上での演目は、なんだろう?
舞台中央でうずくまっている子が演じるのは、ねずみ?クマ?。
周囲にはお寺の和尚さんと小僧さんたちを演じる子どもたちが踊っている。
そのセットで、日本の昔話からとった学芸会の演目ならば、ここは狸(タヌキ)でしょう・・ということで決定。 そうみると、腹回りがなんとなくそれらしい。この狸、籠のようなものを背負っている。
和尚さんに化けた狸の話だろうかとも思ったが、調べてみたら、昔話には狸の話はずいぶんとたくさんあった。
あの「しょ・しょ・しょじょじ・~」の童謡でお馴染みの『証城寺(しょじょうじ)の狸(たぬき)ばやし』や、『ぶんぷく茶釜』など、人を化かすがにくめない可哀想な話は、小さい頃なんども聞いたり、読んだりしたことがあった。
この写真の演目はわからないが、それらの中の一つだったのだろう。
昔から、人の生活にも身近な動物だったということで昔話にも残るが、今年の夏、家の前で娘夫婦とBBQをしていたら向かいの家の前を狸が、ささっと歩いていった。
どこから来たんだろう、近くに川があるからそれを降りて山から来たんじゃないか、その場でひとしきり話題になった。
札幌で見た狸も、山も川もあった大夕張で狐やウサギを見たことは何度もあるけど、「狸をみた!」という確かな覚えはない。