ペナン島の大夕張出身者|泊川俊徳

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昨年暮れに、スマトラ地震での津波でタイ近隣の島々が多大な被害があり、死者10万とも言われています。

昭和61年か、62年か、どちらの年だったか、夏の頃、鹿島小学校校庭で、二人の多分、65歳は過ぎていたと思われる 女性二人に話し掛けられました。


「終戦後、間もなく大夕張からペナン島に移住し暮らしていますが、大夕張が閉山してダムの底になるという話を聞いて訪ねてきました。年齢も年齢、ふるさと大夕張に帰るのはこれが最後でしよう」

と話していました。

イタヤカエデの木は、昔のままの場所に生えている事が、記憶に残っているようでした。

そして、戦前・戦後の大夕張のことは、良く覚えているようでした。


まだ健在ならば、多分80歳前後の高齢ではないかと思いますが、今回地震の津波でペナン島も随分被害が大きい様子ですので、10数年前の校庭での出会いが思い出され気になりました。


多分、その時、名前も聞いたと思うのですが思い出せません。

息子さん、お孫さんも居ると思いますが、南国ペナン島にも、大夕張出身者の方が活躍されているようです。

元気であれば宜しいのですが。

(2005年1月5日 記)


随想

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