先日、2022年5月6日の大夕張行。 大夕張に向かう夕張市内は桜が満開だった。 ここからは夕張岳本体が一番よく見える。 場所は、清水沢から大夕張方面に入って直ぐ旧北炭清水沢発電所の手前あたり。 住んでいた頃ここから見える夕張岳の姿は見たことはほとんどなかった。 この姿は、大夕張に「もどる」記憶の中にはなく、故郷へ向かうようになってからの記憶だ。
覚えていますよ。
この場所は多くの桜があって、綺麗なところだ。
毎年、5月初旬頃、通るたびに満開の桜に見とれていた。
背景には白銀の夕張岳。はるか対岸の斜面にはたくさんの辛夷。
この辺りに今も家が立ち並んでいたなら、ここは格好のピクニック場所になっていて、
今頃は子供らがはしゃいで走り回っていたはず。
なのに
眼前の光景は、長年月放置されたままの公園。
誰もいない雑草の原の上、あたかもピンク色の霞のように桜が咲いている。
これを植えた人たちは何処に行ったのだろう。
この時期、ふと、植樹したときのことを思い出すことはあるのだろうか?
あなたが植えた桜は、今、無人の町で絢爛と咲き誇っています・・
国道になったこの道を、春のライダーが次々と駆けて行きます・・
一人で見るにはもったいなかった風景。
見ているその傍を先をいそぐように、何台かのクルマやバイクが駆け抜けていきました・・。