三菱大夕張礦業所 山神社/シウーパロ川の清流

18260

昭和15年(1940年)頃、三菱大夕張礦業所発行の絵葉書に、着色してカラー化した。

 

山神社

 神社の拝殿中央に賽銭箱が設けられ、参拝用のロープ(鈴の緒「すずのお」というのだそう)の先に、大きな鈴が取り付けられている。

 このころはどうかわからないが、昭和40年代たぶん一年を通してついていたようのではなく、お正月やお祭りなどの参拝者が多い時期だけ、このスタイルだったような気がする。(宮司が常駐していなかったのだろう)

 

 やんちゃな子どもは、鈴の緒を振りまわし、神罰が当たると親にしかられた。

 多くの人が、清々しい鈴の音で敬虔な気持ちにするとともに一年の家内安全、無病息災を祈ったことだろう。

 

シューパロ川の清流

夕張岳の山懐に抱かれて深山渓谷が続いたというシューパロ川。石炭を洗う水で茶色濁った川も、上流に行くとまさに清流という言葉がぴったりだったろう。

大人たちは、官行から上流の清流でレクや宴を楽しんだ。

炭鉱町の子どもは川の色を、茶色く塗ったという。

確かに、写生で目の前の川を塗るときは、茶色で塗ったかもしれないが、頭の中ではさすがに、川は青かった・・・。

白黒の絵葉書に着色した画像

 

 

三菱大夕張礦業所 山神社 シウーパロ川の清流

この8枚組の絵葉書について↓

 

山神社については、こちら↓

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