開拓地 住宅地図(桜ヶ丘・下夕張・旭ヶ丘)

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 昭和20年以降、食糧増産の風を受け、森林鉄道沿いに農地開拓のため、入植した人々がいた。

 南部より北部には、「桜ヶ丘」「下夕張」「旭が丘」の3つの開拓地があった。

 戦後、下夕張に入った高橋善兵衛さんの娘さんである山影静子さんが、書いた本には、当時一緒に入った人々やくらしの様子について書かれている。 

 『桜ヶ岡』、『下夕張4K地点』、『旭が丘』に開拓地に入植した土地を追想されている図があるので、紹介する。昭和20年代後半頃と思われる。

 これらの開拓地は、昭和30年代、大夕張ダムの建設のため、『鹿島白金』他に、立ち退きをよぎなくされた。

桜ヶ丘

 

 

  

下夕張4Km地点

 

下夕張旭ヶ丘

 

以下に航空写真と地図と併せたものを掲載する。

昭和23年の下夕張旭ヶ丘地区上空写真 (国土地理院)

 

大夕張ダム完成後の地図に各開拓地の位置を便宜上示した地図。正確な位置ではない。

1件のコメント

  • 久々に山影静子さんの名前に触れた。気品があって静かでしかし芯のある人で、地域の歴史の語り部でもあった。
    その方からお聞きした「居合わせた出来事のあれこれ」は少なくないが、今でも喪失感は消えない。
    もっとよく聞いておけばよかったと思うのは、終戦後に大夕張駅前で起きた朝鮮人の暴動のこと・・山影さんは見ていた。
    戦後の大夕張地区で数千人を取り上げたという産婆さんの経験談・・山影さんの友人だった。などなど。

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