何もなくなった故郷|石黒静治

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 私は昭和18年生まれ。

 鹿島小から鹿島東小に三年生の時に転校し、常盤町5丁目6番地で過ごし、鹿島中学校を卒業するまで居ました。

 

 

 それからは、ずーと関西にいまして、このたび45年ぶりにこの鹿島地区を訪ねましたが、なにもない故郷に愕然とし悲しく、寂しく、1日中、旧鹿島小跡に、座りこんでいました。

 

 炭鉱地でなければ故郷はあるのに、私には故郷がない。

 

 悲しかったです。

 

 友にも逢えない。 その時にたまたま、インッターネットでのこのHPを発見し、懐かしさで毎日拝見しています。

 

 同級生、同年代のかたがたにあいたいものです。

 

 私は定年から、今は札幌市に住んでいます。

(2006年6月22日 記)


随想

 

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