昭和52年の大夕張全景(#4/5)

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昭和52年(1977年)の大夕張を山神社のあった場所から撮影した5枚組の全景写真のうちの一枚。

ここに見える弥生町、そして川沿いの春日町は閉山直後にすべての炭鉱住宅が取り壊され緑の広野になっている。

浴場の建物が残る緑町もその半分になった。

 

鹿島小学校の東側に新体育館が建設中だ。

 

 

昭和53年4月に、鹿島東小学校との統合式が鹿島小学校の体育館で行なわれた。

その時の写真を見ると、体育館は、旧体育館のようである。

 

同時に、常盤町校舎を廃した鹿島中学校も、併設となった。

翌54年には奥鹿島分校が閉じられた年でもある。

 

昭和53年11月、鹿島小学校の開校50周年記念式典の際に発行された記念誌には、体育館の外観写真とともに、『みんなが待っている体育館がもうすぐ完成 53.10.11』のコメントが紹介されている。

 

鹿島地区の小中学校が鹿島小学校に集約され、大夕張の子どもたちは、皆ここに通うことになった。

 

それを機に、50年間使用された木造体育館にかわって、地域にも開放された暖房完備の体育館が新築され、鹿島小学校の各教室も石炭ストーブから、集中給油方式の石油ストーブになった。

 

鹿島小学校のあらたなスタートとなった頃でもある。

 

 

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