鹿島小学校 校章のデザイン ~祖父のスケッチ帖から~
2023-03-06
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昭和53年(1978年)9月鹿島小学校発行の郷土誌『鹿島のあゆみ』には、昭和25年に制定された鹿島小学校の校章について、次のように書かれている。
昭和43年8月28日元教頭長谷川安造氏より聞く
はじめに校章について校下の全域より募集したが、余りよい図案がなく、当時の先生方が相談し原図は長谷川安造氏が作成し職員数度の協議の結果校章が作成された。
この話は、鹿島小学校40周年に発行された「開校40周年記念誌」(昭和43年)には載っていないが、その10年後発行された「開校50周年記念誌」にも載っている。
おそらく鹿島小学校40周年の際に、聞き取られた話なのだろう。
昭和50年頃、同居していた祖父長谷川安造からその話は、聞いたことがあった。
くわしく聞いたわけではないが、「校章の図案を考えた」ということは知っていた。
祖父のスケッチ帖に以下の図案が残されていた。
これらが、鹿島小学校の校章の「原図」になったのかどうか、それはわからない。
昭和20年代鹿島小学校に勤務していた祖父が何度も推敲を重ね、スケッチ帖に描いていた校章のデザイン。
これらを描いていた祖父の頭の中では、戦後新たなスタートを切った鹿島小学校の校章の作成を考えていたことに間違いはないだろう。