昭和26年 NHKのど自慢

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協和会館でのNHK全国のど自慢コンクールの一こま。

バック幕に貼られた文字によると、『南空知予(選)』と読める。

 

違う場面ではあるが、同じ日の一コマが大夕張炭労の解散誌にも載っている。

解散誌に掲載の写真は歌唱シーンである。

 

そして、そこに「昭和26年1月18日 成人祭記念」とのキャプションが付く。

 

 

こちらは、リハーサルだろうか。台本を持った二人の男性に、高齢の二人の出場者が説明を受けているようである。

 

足下からも強い照明があたり、客席の正面からは男の子が伸び上がってステージの上の出場者を見上げている。

慣れない舞台に立つ緊張で表情も硬いようだ。

 

そんな雰囲気を察してか、緊張を和らげようとして、後ろに並んだ参加者や舞台の袖にいる人たちの表情は皆にこやかで笑顔を、舞台の中央に向けている。

 

それがこの写真の和気藹々とした和やかな雰囲気を生み出しているのだろう。

 

 

ただ、『のど自慢の鐘』の脇に台本を手にかがみ込んでいる進行係と覚しき人物は、また別なことを考えているようでもある。

 

  

 

白黒写真に着色した画像

 

 

(2020年2月29日 掲載)

(2023年4月6日 更新)

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