大夕張神社階段
2023-04-10
2023-04-14
41437
幟立つ大夕張神社。階段の向こうに拝殿の屋根が見える。
ここまで来ると境内は目の前だ。
北海道神宮例祭(さっぽろ祭り)に合わせて6月14・15・16日に行なわれたという。
写真には残雪が残っているようだ。さすがに、6月の残雪は記憶にない。
5月に開催されてた頃の写真だろうか。それとも雪ではない何かが写っている?
神社境内に至る階段をグリコの階段と呼んで、無邪気に遊んで居た幼少期。
坂道が続く参道の終わりの階段は、学校が休みの日には絶好の遊び場の一つで、かくれんぼや、虫取り、自然の中で太陽の光を存分に浴びていた。
持ち寄ったお弁当を食べる。
それが終わると、階段下から「グリコ」が始まる。
じゃんけんをしながら、誰が最初に神社の境内の入り口に到達できるかという遊びである。
じゃんけんをして、グーで勝てば「グリコ」(三歩)
チョキで勝てば「チヨコレイト」(六歩)
パーで勝てば「パイナツプウル」(七歩)
進みながら、階段上でピタリと止まることができないとゴールできない。歩数オーバーだと何度も繰り返すことになる。
細かいルールは覚えていないが、あいこで、「アイスクリイム」(七歩)「グリコのおまけ」(七歩)というのもあったような気がする。
勝ち負けを競うというよりも、階段を駆け上がっていくことそのものが楽しかった遊びだった。
夢中になって遊んだグリコの遊びも、いつの頃からかすることはなくなった。
中学生の頃にもなると、お祭りの夜、電飾に彩られた神社に続く道が、思春期の恋をめぐるちょっぴり大人びた秘めやかな若者たちの噂話で、彩られた。
参道の下から大夕張山神社
(2020年3月17日 掲載)
(2023年4月10日 更新)