映画上映中の大夕張劇場

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映画上映している大夕張劇場

右手に見える立派な料亭風の塀のある建物は、昭和43年の住宅地図で、サトミ会館となっていて、繁華街だった千年町らしく飲食店が数軒入っている。

この場所は昭和5年に千年町に入った指定商として、「土屋商店(飲み屋)」とある。

 

昭和の初めから酒を扱う飲食店だったのだろう。 

張り出した2階の窓の庇が、屋根に長い影をつくっている。

塀といい、二階の部屋といい、当時としてはかなり立派な建物のようで繁盛ぶりを思わせる。

 

 

大夕張劇場の窓口では、切符を購入しようとしている人達の姿が見える。

 

映画のポスターが劇場の建物の正面や入り口の立て看板に貼り出されている。

入り口左に女優が大きく描かれたポスター、建物の上部に貼られた左側には、鞍馬天狗らしきポスターもある。

1950年代は嵐寛寿郎の鞍馬天狗。

映画のポスターを一通り検索してみたが、残念ながら同じようなものは見つからなかった。

 

白黒写真に着色した画像

 

 

下の写真は上の写真を部分的に拡大したもの。

 

大夕張劇場での映画の話は、高橋正朝さんの『続大夕張つれづれ』に数多く登場するが、そのときに登場した1950年代の映画のポスターを貼り付けて加工したものだ。

上映前の窓口での人々のにぎわいが伝わってくる。

 

劇所前のにぎわい

高橋さんの大夕張劇場の映画の話は、『あなたの大夕張を気になる言葉で探してください』の検索窓に、「高橋正朝」「大夕張劇場」「映画」の3つのキーワードを打ち込むと次の一覧が表示される。

“高橋正朝 大夕張劇場 映画” の検索結果 | ふるさと大夕張2丁目3番地 (ooyubari.com)

 

 

 

(2020年3月25日 掲載)

(2023年4月14日 更新)

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