そぼろ | 高橋正朝 #147

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 Masami Kawauchi さんと 飯田雅人 さんが、寿司に使う〘 そぼろ 〙について言及してました。   

 Masami Kawauchi さんと 飯田雅人 さんは、ピンクの〘 そぼろ 〙をのせた〘 いなり寿司 〙が普通だったようです。

 しかし、飯田さんの小樽出身の奥さんは、その〘 いなり寿司 〙は知らなかったらしい。

    

 私も、ピンクの〘 そぼろ 〙をのせた〘 いなり寿司 〙は知りません。

 

 Masami Kawauchi さんが、FB 版のコメントに、〘 そぼろ 〙をのせた〘 いなり寿司 〙のことを書き込んだのを読んだときに、家庭による違いだろうなぁ〜と感想を持ちました。

 

 そのときは、特に反応しなかったのですが、翌週、飯田さんが〘 いなり寿司 〙にのせた〘 そぼろ 〙のことをコメントしており、しかも、小樽出身の奥さんが、そういう〘 いなり寿司 〙を知らなかったことも書かれていた。

 

 そこで、大夕張では、〘 そぼろ 〙をのせた〘 いなり寿司 〙が普通だったのだろうか?という、どうでもいい疑問が生じました。

    

 我が家の〘 いなり寿司 〙は、甘辛く煮たアゲに、普通のご飯を詰めたものでした。

    

 東京に出てから、〘 いなり寿司 〙にも、色んな作りかたがあるんだなぁという感想を持ちました。

    

 甘辛く煮たアゲに、酢飯を入れたものがあった。

 他には、ご飯に、小さく刻んだゴボウとニンジンを混ぜたもの。チリメンジャコを混ぜたものもあった。

 単純に、甘辛く煮たアゲに、普通のご飯を詰めた、我が家で作られていたものと同じものも売っている。

 1番多く見たのは〘 いなり寿司 〙のご飯の上に、紅しょうがの細切りをのせたものであった。

 

    

 ピンクの〘 そぼろ 〙は、我が家では、もっぱら〘 巻き寿司 〙に用いていた。

 酢飯に、〘 カンピョウ 〙〘 シイタケ 〙〘 玉子焼きの薄切り 〙そして〘 そぼろ 〙である。

    

 たしか、鹿島東小学校の4年生の祭りの1〜2日前である。

 母親が〘 巻き寿司 〙を作っていたとき、〘 そぼろ 〙が入っていた箱に書かれていた原材料の部分を読んだ。

 その頃になると、読める漢字が増えてきたからだ。

 〘 カンピョウ 〙や〘 シイタケ 〙〘 玉子焼きの薄切り 〙はわかるのだが、〘 そぼろ 〙は何でできているのかという素朴な疑問が以前からあった。 そういうことで、偶々そのときに〘 そぼろ 〙の原材料の表記を読んだのだ。 

   

 いくつかの名称が書かれていたが、2つだけ覚えている。

 〘 鯖 〙〘 食紅 〙である。

 〘 そぼろ 〙だけを関心を持って手にしたことは以前はなかったが、そのとき、初めて手にとり、匂いを嗅いでみた。 たしかに魚の匂いがした。

 

 私にとっては1大発見?だった ••••••。

    

 〘 そぼろ 〙とは、大夕張時代に見ていた、〘 巻き寿司 〙を作るときに用いていた、〘 鯖 〙を原料とし、食紅でピンク色にしたファファしたものが、〘 そぼろ 〙だとばかり思い込んでいた。

 

 東京に来て、ある日、食堂で、〘 3色そぼろ丼 〙を見てそれを食べ、そこで、初めて〘 そぼろ 〙の意味を知った。   

(2023年6月3日 記)


(筆者略歴)   

 昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。

メール宛先:tkhsmstm@hotmail.co.jp


 

1件のコメント

  • 甘いピンクのそぼろ
    稲荷寿司ににのせる以外にも、我が家では確かに巻き寿司や、ちらし寿司にも使われていた。
     
    でも、札幌に出てきてからはほとんど記憶がない。
     
    以前、懐かしさから思い出したことがあり、その時、近くのスーパーの棚を探してみたことがある。
    目立たないが普通に置いてあった。
     
    今でも『桜でんぷ』『おぼろ』の名前で検索すると商品が出てくる。
    見つけた時には、「あ、今も売っているんだ」と思った程度で、食べたいという訳でもなかった。
     
     
    甘い、どちらかという子ども向きの味だった。
     
    大夕張を出て札幌に出てきてから母も「ピンクのそぼろ」をのせることはなくなった。
     
     
    そんな家庭の中の小さなエピソードが、Kawauchiさんの運動会のお弁当の話の中に「ピンクのそぼろ」がでてきた時には、懐かしくてつい嬉しくなった。
      
    こうなると、高橋さんの、
     
    「大夕張では、〘 そぼろ 〙をのせた〘 いなり寿司 〙が普通だったのだろうか?という、どうでもいい疑問が生じました。」
     
    という言葉が気になる(笑)
     
    運動会や行事で分けあったり、ふだんの料理のお裾分けなど、他所の家の料理を食べる機会はけっこうあった。
    その時、ずいぶん家庭によって味が違うと思った。食べ慣れていないためか、美味しく感じ、また食べたいと思ったりもした。
     
     
    余談だが、『三色そぼろ丼』は、手軽に自分で作って食べることも多いメニューの一つだが、「そぼろ」という言葉が、あの甘いピンクの「そぼろ」とまったく結びついていなかった。
     

     

     

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