ザリガニとタニシの棲み分け?| 高橋正朝 #158
ザリガニやタニシのことを書いたが、書き忘れたことがあった。
それは、私が鹿島東小学校の生徒だったとき、明石町エリアの沢でザリガニ獲りをしていたころ、ザリガニが棲んでいた場所では、どういうわけか、私は一度もタニシを見たことがなかったのだ。
逆に、タニシがいた場所では、ザリガニを見ることはなかった。
これは、偶然だったのか、それとも、私の観察不足だったのかもしれないと思っていた。
しかし、子ども心に、気にはなっていた。 だから、成人してからも、この疑問は持ち続けていた。
こんな、どうでもいいことに、いつまでも気になっているというのが、私のアホなところなのだ。 まァ、欠点といっていい。
話題が外れるが、円の11等分を試みて、何十回もイライラしたこともあった。
そういう実にならないことには、いつまでも気になり、無駄な時間を過ごし、苛つくのだ。
話しを元に戻すと、この、ザリガニとタニシが同じ場所で見ることはなかったのも気になり、分け入った沢を随分とウロチョロした。
だいたい、小学校2年生から5年生ぐらいのことだ。
30歳ぐらいのとき、どんな本だったか忘れたが、ザリガニがいる場所には、ナマズがいないことが書かれていた。
その後、ナマズでなく、ドジョウ、フナがいる池には、ザリガニがいないことが書かれた本も読んだことがあった。
石川サブロウだったか加藤唯史のマンガだったか忘れたが、そのことに言及したものもあった。
北海道出身のマンガ家は多いが、石川サブロウもそのうちの1人だ。
ザリガニとタニシの棲み分けをネットでチェックしてみたが、ザリガニが棲んでいる池には、他の魚がいることもあれば、個体数は少なくなるものの、混在するケースもあるらしい。
ボランティアを集め、ザリガニと魚の混在を調査したマジメな研究もあるようだ。
ザリガニを、人間が他の池に移したりして繁殖するケースがママあるらしく、だから、そのような行為を慎むことを注意した記事もあった。
面倒なのは、ザリガニが、自ら地面を這って移動するケースがあるという事象だ。
それらの記事を読んでみると、ザリガニと他の魚種が混在もしくは棲み分けに、注意を持った人たちも少なからずいるようである。
(2023年8月19日 記)
(筆者略歴)
昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。
メール宛先:tkhsmstm@hotmail.co.jp
自分は、子どもの頃、あまり観察や思考がニガテで、『直感』や『勘』で動くタイプの子どもだったようだ。
ザリガニがいそうな場所、タニシがいる場所、魚がいそうな場所、なんとなく分かった。
今、思い返すと、
ザリガニはあまり深くない沢水の流れが淀んだ石の陰や下。
タニシは水が溜まったような少し濁った水の中。
魚は深い池や川の流れの淀んだ草の陰
・・・なんて言葉にすると、大人になっても大して変わってない(苦笑)
きっとそれぞれにいる場所の理由はあるのかもしれないが、考えたこともなかった。
ザリガニがいそうな場所、タニシがいる場所、魚がいそうな場所、確かにそれらはすべて別の場所のイメージだ。