秋枯れの街へ その7 飛行機
2023-12-01
2023-12-11
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2023年11月21日、この時、旧礦業所のあった北栄町のあたりにいた。
空を見上げると夕張岳のそばを旅客機が飛んでいた。
気がついた時には、飛行機は夕張岳の正面を横切ろうとしていた。
たぶん飛行機の窓から夕張山地を見ている人たちには、右手の眼下に山々が見えているだろうと思われた。
『ふるさと大夕張』でも、長谷川さんや、Hiraikeさんの投稿で機上から夕張岳を見た話がある。それを思い出した。
どこから、どこへ向かう飛行機なのか。
この日午後12時51分、フライトの運行状況を手軽に追跡するアプリを使ってみたが、よく調べられなかった。
今は、搭乗前に航空会社のサイトでルート上で見える景色を知ることができるようになっている。
進行方向の左手に見えるのか、右手に見えるのか。出発地と到着地の検索で、そこまで知ることができるようだ。
夕張山地上空を通過する飛行コースはいくつもあるようだ。
南の方向からやってきた旅客機は、向きを変え、かつての礦業所の上空を西の方角に進んで行った。
子どもの頃大夕張で見た飛行機は、夕張岳と山神社の上空を一直線に横切っていった。
それ以外にもあったかも知れないが、覚えていない。
外で夢中になって遊んでいた時も、学校の下校途中だった時にも、上空に飛行機の音がすると、いつも首が痛くなるほど空を見上げた。
その頃、空は今よりもずっと、広く高く、その上を飛んで行く飛行機の姿は、あこがれのひとつでもあった。