秋枯れの街へ その9 夕張岳と白銀橋
2023-12-04
66719
白く雪化粧の夕張岳と晩秋の山々と湖。
心穏やかに時間の流れが止まる。
・・・この『新しくできた』美しい景色を前に、何某かの思い出を紡ぐことはできるだろうか。
答えは人それぞれなのだろう。
若い時から何度も足を運んだ故郷。
何かしらの力に引き寄せられるように、山の麓をめざして心急くように向かった。
懐かしい街や風景、期待感、変貌への不安・・・。
そして、そこに15年間育った街や風景が存在していることを確認することができたら、それで満足した。
そして、後ろ髪を引かれる思いを感じながら、それでもあえて、その思いを振り切って、前を向きけっして後ろを見ることなく足早に故郷を後にした。
そしてまた、大夕張を訪れる。
それのくり返しでもあった。