春日町屋根並み

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昭和30年代、季節は晩秋だろうか。

春日町の住宅の屋根越しに、春日町の浴場の大きな建物が見える。その横に並んで見えるのは春日町詰所の屋根だろうか。

この構図は、おそらく代々木町と春日町をつなぐ坂道の途中から撮影したようだ。

 

 

 

炭砿住宅の煙突から、石炭を燃やす煙が、風に吹かれてたなびいている。

こんなに白かっただろうかと、ふと思う。

実際には、煤(スス)を含んだ、灰色っぽい煙だったような気がする。

 

 

当然ながら北海道の家には、寒い冬を乗り切るための暖房設備につながる煙突がついていた。

   

40年前に建てた我が家の煙突は、石油ストーブのためのものだった。

 

10年前の改築で、煙突そのものがついに我が家からは消えた。

ボイラーの排気口がそれに変わった。 

 

住宅から煙突が林立していたこの風景も珍しいものとなった。

 

 

白黒写真に着色した画像

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