1997年の街歩き 富士見町6丁目坂の上から炭山方面

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富士見町6丁目の坂を下ると、坂道の上り口の手すりが見えてきた。

正面は大夕張炭山駅前、手すりは見にくいが、炭山駅前の沢を埋める溜池だ。

昔の道路下の暗渠がこのあたりにあった。

 

下草の生い茂るこの写真には、見えるはずの炭山駅の駅舎が移っていない。

そう思ってあらためてチェックしてみると、以前掲載した『1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道を登って』の写真と同じ時期、2003年(平成15年)の夏に撮影した写真だった。

 

1997年に歩いた時には撮影していなかったので、こちらの写真を使うことにした。

 

当時、何度も、大夕張を訪れた時は、大夕張炭山駅周辺のこのあたりを歩いていた。

自分は、富士見町5丁目の病院前の線路の傍の住宅で生まれて、小学校高学年の頃まで富士見町6丁目の住宅で暮らした。なので、このあたりの思い出も多い。

 

だから必ず炭山駅周辺から大夕張の街を歩いていた。

   

富士見町6丁目の坂道を上から降りてきた時に見える、あるいは登ってふり返ると見える、この角度で見える大夕張炭山駅前の風景は記憶に残る。

 

その風景を思い出しながら、シャッターを切った。

 

 

この2003年に撮影した写真は、住民退去から5年の歳月が流れていた。 

 

荒れた印象なのも夏という季節、下草のせいばかりではないだろう。

 

そもそも記憶に残る街の風景からは、この時点で、とうに30年が過ぎていた。

  

 

 

 

 

2003年(平成15年)富士見町6丁目の坂道の途中から炭山駅前方面。道路と溜池が見える

 

 

住宅配置は昭和33年頃

 

 

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