1997年の街歩き 炭山駅前の沢(溜池)

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砿業所ゲート下、大夕張炭山駅前の下にあった沢。

小石を敷き詰めたような川原に、幾筋にも流れる水の流れ・・・

 

子どもの頃の虫取りや水遊びについて以前書いたが、実は、もう一つこの沢には思い出がある。

まだ小学校入学前だったころ、千年町に当時はまだ親戚のいとこが住んでいた。

自分も富士見町6丁目に住んで居た頃で、行き来に何回か大夕張炭山駅前を出る砿業所発、中学校行きのバスに乗って出かけた。

 

バスが好きだったので、運転手さんの後ろの席に座る。そこが特等席であり、指定席のようなものだった。

 

『朝日荘前』の停留所からバスに乗り、終点『砿業所前』、大夕張炭山駅に着く。

炭山駅にむかって進んできたバスは、駅前の小さな広場(砿業所ゲート前の広場でもある)で大きく180度向きを変え、沢に向かって突進する(と思えた)のだ。

転落直前で止まったバスは、無事車掌さんの笛でバックし、炭山駅建物の入り口で乗客を降ろした。

 

運転手さんの後ろの席は前のタイヤの前にある。

 

完全に自分の席は、沢の上に出てしまったのに、なぜ沢に落ちなくてすんだのだろうと、いつも冷や汗をかいていたのだった。

 

水をためられた沢は、そんな高低差を感じることもなく、ほぼ目線の高さに存在していた。

 

 

 

 

 

 

写真は2003年撮影 砿業所前の沢は昭和43年頃水をためた池になったらしい。
資料は昭和33年の建物配置

 

 

 

 

 

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