太古にうもれゆく街 | Toshinori

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セイタカアワダチソウと秋の青空

 

 


2003年

8月17日に、大夕張に行く。

鹿島小学校校庭から周りを見渡すと、ここ4年、5年の間に、随分風景が変わったように感じた。

山は樹木が大きく繁り、住宅の有った平地は、セイタカアワダチ草なのか黄色い花、イタドリなどの雑草に侵略され、持ち込んだ花の種を植えても育たない。

 

校庭も土が見えない程の雑草。

 

その雑草も年々背たけが高く成長しているのだ。

 

 
かって大夕張駅の有った場所から見えた、大夕張にある最後の建物『高橋電器店』

・・・これは、以前丸ごと見えたはずなのだが、今や雑草の高さに阻まれて半分も見えない。

  

 


旧神社境内に取付けられた黄色い旗も、周囲の木々が育ち、見えづらく成っている。

 

 


この先、大夕張の各町内を繋いだ道も、雑草に埋めつくされ、道も分からなく成るのではないかと思う。

 

春日町を見下ろすと道も分からず、セイタカアワダチ草の花で真黄色に染まっている。

 

大夕張は、これから先、年々太古に埋もれて行くのだろう。

 

 

(2003年8月19日 記)


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