千年町小泉呉服店の風呂敷

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先日久しぶりに鹿島小学校、中学校の時の同級生みほさんとメッセージのやり取りをした。

 

その中で「高校時代もっと勉強しておけば」という話題になった。

 

自分の事で恐縮だが、昔の風俗や暮らしに興味があった自分は、いまさら「万葉集」、「◯◯日記」などの古典ものにふれて(「読んで」とは言えない笑)昔の人の暮らしや今も昔も変わらぬ思いをそこに見つけ、想像して愉しんでいる。

 

注釈の助けを借りながらなんとか、たどたどしく理解していく中で、いつも高校の時の難解で嫌いだった古典・漢文の苦い思い出が蘇り、「あの時もっと~」という件の思いにいたるのだが。

 

一方で高校時代、いくつもの教科の課題に追われ、大夕張から出て都会の人間関係の中で、もがいていた不器用な自分には、たとえタイムマシンで過去に戻ることができたとしても、また同じことをくりかえすことになるかなとも思う。

   

今だからこそ、時間を自由に使うことができるのだから、できることを愉しんで生活していこうということに、心の中でオチついたのだった。

  

さて、下の写真は、みほさん手作りのエコバック。

『夕張市大夕張千年町小泉呉服店』の名が見える。

 

みほさんも、今は自由な時間を使って、着物や帯のリメイクで洋服やバッグ製作にのめり込んでいるという。

 

好きな時にゆっくりミシンに向かって、出来あがった作品を妹や友人にプレゼントして、喜んでもらい褒めてもらうことが嬉しく、又作ってプレゼントするということの繰り返しだそうだ。

 

そんな中、みほさんのお母さんが遺した風呂敷で作った作品が、下のエコバック。

 

想い出の大夕張が見事に蘇った・・・。

 

 

『小泉呉服店』の風呂敷を素材にみほさん自作のエコバック

 

 

小泉呉服店は、千年町にあった。

 

昭和43年の住宅地図によると、『所商店』の近く、蕎麦の『喜多乃屋』の西隣にあった。

千年町のバス通りを東小学校に向かって降りて行くと、『劇場前』のバス停留所を過ぎ、三吉神社へ向かう曲がリ角との中間くらいにあったといえるだろう。 

  

  

閉山前に大夕張を離れたのか、『昭和48年 閉山直前の大夕張の商店』には名を連ねていない。

 

 

 

  

 

 

  

 

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