夢の街 イリュージョン大晦日の奇跡
2019-12-24
2020-08-19
9826
『夢の街』 夕輝文敏さんの『イリュージョン大晦日の奇跡』を更新しました。これまでの形式あらためてpdfファイル形式で掲載しています。夕輝さんを、私が知る限り紹介すると、2001年のさっぽろ市民文芸NO.18において小説「雪明りの道」で小説応募全作品35編中9作に選ばれ、選評に取り上げられました。
その後、2011年のさっぽろ市民文芸NO.28では、小説部門で「路面電車に揺られて」が奨励賞を受賞されています。選評において、朝倉賢氏は作品について、次のように評しています。
「かつて札幌の交通機関の主役だった市電も今は一路線のみとなった。二人の娘も妻も外出先から戻らないクリスマスの夜、男は電車に乗って、少し疲れた心を癒そうとする。小学生だった娘二人と乗った思い出、赤提灯や石炭ストーブ。若い頃にいた炭坑と閉山による離散、初恋。そしてかつて住んでいた沿線の街並み。追想と現実の交錯が、札幌らしい小説に仕立てられている」
本作『イリュージョン大晦日の奇跡』では、夕輝さんのベースである大夕張の一夜の奇跡を、切ないファンタジーで見せてくれます。この物語に心うたれ、私は夕輝さんの物語をまとめて一冊の本にして、私の本棚の手の届くところに置くこととなりました。
今日はクリスマスイブ、1週間後には大晦日です。このあたたかく切ない物語が皆さんの心に届きますように・・・。
ふるさと大夕張 http://www.ooyubari.sakura.ne.jp/