昭和28年学校概要|鹿島小学校(2/22)
全22ページ (2/22) 学校長のことば PT会長のことば
「開校25周年を迎えて 学校長 石垣貞司」
(前から続く)も変わりはない。やがて日本を背負うて立つ、これ等少年の将来を思うとき、微力ではありますが、私共教職員40名は、輝かしい25周年の歴史に鑑み、愈々よりよい社会人としての基礎を育成確立のために、懸命な努力精進をつづける覚悟であります。
開校25周年を迎えるに当たり、何時早くも市民各位が一丸となって開校25周年記念協賛会を組織され既に、観賞池、国旗掲揚塔、児童通用門、体育施設、テープレコーダー、電蓄等意義ある記念事業を完成され、本校教育設備の充実をみましたことは、まことに感謝に堪えないところでありまして、この熱意あるご厚意をお寄せ下さいました。各方面の方々に対し重ねてお礼申し上げます。(以上)
「創立25周年の祝賀を迎ふるに当りて PT会長松本栄一」
鹿島小学校が創立されたのは昭和3年で、当時2学級生徒70数名ということでありましたが、爾来年々発展を続け本年をもって、ちょうど満25周年を迎えることになりました。その間、同窓生6500名に及ぶ有為な人材を社会に送り、鹿島地区の初等教育の中枢たるはもちろんのこと、夕張市市内においても、夕張第二小学校に次ぐ、在校生1,860数名を擁する内外共に整備した有数の小学校として進展してきたのであります。
一口に25年といいますが、ちょうど四分の一世紀に当たりまして、生まれた嬰児ならば25歳の立派な社会人として成長する期間に当たります。この長い間に創立の辛苦を経験され、また雨の日、風の日を問わず、直接教育に当たられた諸先生方の師恩、ご努力に就いては言うまでもなく、関係父兄並びに同窓生の尊いご尽力に対しては、心から感謝と御礼の言葉を申し上げると共に、皆様と共々今日の祝賀の喜びを分かち合いたいと思います。(つづく)