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昭和28年学校概要(鹿島小学校)と祖父のこと

「昭和28年学校概要」は、祖父長谷川安造の死後、譲り受けたものです。几帳面だった祖父らしく、退職後、祖父が町内会の一員として創設に尽力した札幌市立西小学校の開校10周年の大型封筒の中に納められていました。

封筒には、西小学校の開校10周年と20周年の記念誌、それとともに、現職時代の、鹿島小学校25周年記念の本資料、その他に、鹿島小学校の開校40周年記念誌(昭和43年10月1日発行)、鹿島小学校開校50周年記念誌「かしま」が、はいっていました。

昭和13年から、太平洋戦争を挟んで、昭和32年まで過ごした大夕張。11人の子ども達を生み育て、その中で2人の子どもを亡くし、人生において、また仕事において、悲喜交々、苦難もあれど、またひときわ充実していた時代だったと思います。

昭和39年に夕張市立富野小学校長を最後に退職した祖父。

退職後発行の開校40周年記念誌、開校50周年記念誌は鹿島小学校への愛着がなせるものとしても、この、昭和28年学校概要は、格別な意味があったのでは、ないかと思うのです。

当時、教頭として、学校運営の中核をなし、おそらくこの概要も祖父が構成、編集をしたと思われます。また、昭和28年度における25周年記念事業の数々を取り仕切らなければならない立場のはずでした。それだけに、この藁半紙に近い紙質の、この小冊子を大切に保管してあったものと思われます。

ところで、この概要を今から見ると、結構面白く読むことができました。・・・次回はその続きから。

 

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